aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

最近読んだ本(2023/06/12辺り)


 なにか小説を買って読もうかと思ったけどいま集中力がなくてSSやエッセイしか読めないんだった。阿刀田高先生の短編集のどれか読もうかな。



*忘れちゃうので記録

あのころなにしてた?
/綿矢りさ
出版社:新潮社

 コロナ真っ只中(今といえば今もだが)の2020年の綿矢りさ先生の日記。
 2020年の1月くらいのころ既に中国のかたのブログでは変な風邪が流行っているという記事があったらしい。
 私は1月の時点では「なんか良からぬことが流行っているんだな」とぼんやり思っていたくらい。危機感はほとんどなかった。
 2月もなんでかイタリアの市長の人が「外に出ないでプレイステーションやってろ!!」って言っているみたいなのを「面白いな」ってネットで読むくらい。ヨーロッパで風邪が流行っているのかな、みたいな感じでした。
 3月に小中学校の春休みが延長したりして不穏な空気を感じたりあつまれどうぶつの森が発売になって物凄く売れたけど前作のとび森の品切れもあったせいか発売時点ではパッケージ版も売っていた記憶。
 あつ森とNintendo Switchの巣ごもり需要が最も高まったのは2020年の5月くらいだった気がしています。
「手洗いうがいを徹底して」とテレビでもネットでも何度も見かけて、実際やるようになったら一切風邪をひかなくなったのでコロナとはまた別として今も継続してやっています。
 県を一つまたぐのも物凄くデリケートなことでそれは今もどこか根を張っているけどなぜそんなにデリケートな問題になったのか、を如実に思い出させてくれる一冊でした。
 人は忘れる。



R15+じゃダメですか?(4巻)
/作画:裏谷なぎ 企画・原案:岸谷轟
出版社:講談社 レーベル:モーニングKC

 昨年の夏だったかに1巻を購入した記憶があるのですがもう4巻!
 梅木くんは今の映画界のメタファーっぽいですよね。
 それを冬峰くんがばさっと袈裟斬りしてくれたシーンは胸がすく思いでした。
 この巻だったか忘れてしまったのだけど(アプリ二つでも読んでいるため)おすすめ映画にあったエクス・マキナが面白そうだったので観てみたいと思います※。

※エクス・マキナは違う巻でした。
 4巻で面白そうだと思った映画はキック・アスとビルド・ア・ガールでした。
 レディ・マクベスは観たよ! カラヴァッジオの絵みたいな色彩でした。主演のフローレンス・ピューさんはストーリー・オブ・マイ・ライフでも良い感じだったので好きかもしれない。



波よ聞いてくれ(1巻から5巻)
/沙村広明

 ドラマ版がどんどん知らない展開になっていったので慌てて最初から再読。
 テレビなので仕方ないとはいえドラマのほうではさらっとやっていた宗教編ですが、原作だとわりとねちっこくやっていたんですよね。
 ミナレと久連木さんが関連動画から好きな動画へ手繰っていくシーンが好きです。
 今も宗教編で止まっているのかと思ったらそれはちゃんと終わっていた。当たり前か。
 ドラマも終わってしまったのでロスを埋めるべくU-NEXTでアニメ版を観ています。リアルタイム時なぜか観ずに録画を消してしまったんですよね。
 小芝風花さんの演技は小気味よかったのですが(キレるとなぜかアニメっぽい声になる)、字幕なしだと聞き取りにくいところがあって面白いのに惜しいなぁと思っていました。
 アニメはさすがに聞き取りにくいということもなく、原作に近い雰囲気も楽しんでいます。
 原作・アニメ・ドラマのすべて面白いのがすごいです。
 アニメ二期を作ってほしい。ドラマも。できたらリアタイできる時間が望ましい。
 原作はまたしばらく新刊出ないのだろうな。