aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

意識は昔も今も低いです


 二十代から三十代前半は服もプチプラブランドが多かったし本も安くて楽しかったよ。
 今は服も本も食べ物もなにもかにもが高い。
 その分かは分からないけど二十代から三十代前半はつらいこともたくさんあったし今以上にしにたいことも多かった。
 今は物価は上がって生活は苦しいけど昔よりは図太くなって生きやすくなった部分があるのでバランスは取れているかもしれない。歳を取ったのよ。
 スキンケアの仕方が分からなかったし刺激物は食べまくりだったので肌が物凄い勢いで荒れていたけど、スキンケアも合うものを調べて真面目にするようになった。刺激物を食べると如実に荒れるので頻繁には食べなくなったかな。連続して食べられない体質になったというのもあるが。
 つって一昨日カプヌの辛麺食べちゃったけど。
 時々食べるおわんわん(お椀で食べるシリーズ)は小腹満たしなので許してください。よほどお腹が空いたときはおわんわんかギョニソ食べるよ。腹持ちが良い。
 5月になったら紅花と綿と藍の種を蒔くのでまたワクワクとドキドキ入り乱れるシーズンが開幕してしまう。



*デザイン的にも丈的な意味でも

 昨年の冬に購入したとき振りに白とブルーグレーのストライプのブラウスに袖を通しました。ストライプの幅が少し広めにとってあるので上半身のガタイが妙に良い私にはあまりバッチリは似合わない。くすみブルーのジャンパースカートを合わせるとトントンくらい。
 綿100%なので着心地はすこぶる良いです。こだわりが物凄く強いわけではないと思いたいけど綿か麻を選びがちです。汗っかきなので肌に直接触れるものは綿か麻でないとかゆくなる。チクチクする素材が苦手なので化繊も好きです。
 閑話休題。
 福袋に入っていた服もそろそろ着ることができそうな季節になってきました。先の通り上半身のガタイが良いので丸くえぐれているジャンパースカートより一文字になっているジャンパースカートの衿というのかな、の部分のデザインのほうがラインがすっきり見えるという研究結果に至りました。
 まだ衣替えには早いけど冬物をしまったり春物を出したりしました。まだ春物出していなかったんかと言われそう。そうなんです、まだ全部は出していなかった。
 そういえば暦のことを様々なSNSで発信していらっしゃる方(松浦はこ様:Xではmatsbox全て半角で)によると四月一日でわたぬきと呼ぶ理由は旧暦4月1日に衣替えを行っていた(着物の綿を抜いていた)からだそうです。
 明治時代に6月に衣替えとなったそうで。
 前はあまり興味がなかったような話だったのですが、自分で綿の種を育てるようになって「綿の実が弾けて摘むのって晩夏から秋にかけてだよなー」と、思っていた綿を摘む時期のイメージとズレが出てきていたので由来を知って膝を打ちました。
 そもそも綿の実は摘むものであって抜くものではない、という認識も無事にアップデートできた気がします。
 最初の話に戻ると、いろいろ着ていない服も試しに着てみてそれぞれの良し悪しも分かりました。私は上半身に暗い色を持ってきてシュッと見せて下半身は明るい色を着て広がりをもたせたほうがいいっぽい。
 ずいぶん前にも洋服屋さんの店員さんにもそうアドバイスしていただいたっけな。
 上下ともに暗い色を選びがちなので意識して下半身を明るくします。
 その店員さんにアドバイスしてもらって買った白いスカート、まだ持っているなぁ。二十代半ばくらいの頃の。着られなくはないだろうけど似合う自信がない。