aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

読みたい本と読めるキャパが見合っていない


 小説をわりと積みがちです。今読んでいる本は歴史ルポルタージュと随筆のあいだ辺りの本と、生物学っぽい随筆と、科学者ノンフィクション・エッセイかな。見事に小説を避けています。
 読みたいとは思っているんですけども。



*最近の読みたい小説あれこれ

 本を読んでいます。ずっとマガポケとコミックDAYSで遡ってハコヅメを何度も読んでいるんですが紙書籍でも読みたくなって久しぶりに単行本を引っ張り出して読んでいます。十回は読んでいないかもしれないけどその数には近づきつつあると思う。こんなに飽きない漫画はそんなにはないかもしれない。二年姉にすすめ続けて最近読んでくれています。ハコヅメに初めて触れられるなんて羨ましいぞ。
 ハコヅメは何度も読んでいるので置いとくとして、本をたっぷり読む機会に恵まれたので読んだことのない分野の本を読んでみようと思って少女小説の金字塔と名高い赤毛のアンを手に取りました。
 新潮文庫の村岡花子さんの翻訳です。朝ドラの「花子とアン」の。手に取った時期は総集編の放映を知る前だったんですけど思ってみたらタイミングが良かった。総集編は録画したのをつい最近観ました。本放送以来に観ましたがほぼきれいさっぱり忘れていて初見のように楽しめました。途中の地震速報で一時録画が止まってしまい、あんなにツンケンしていた蓮子さんが花子さんを「はなちゃん」花子さんが「蓮さま」と呼び合う仲になっていてどうしてそうなったかが一番観たかったかもしれないところだぞ、と地震は仕方のないことですが本編をどこかで再放送してくれないかなあ! とは思いました。
 話がそれてすみません。その村岡花子さんの翻訳が驚くくらい読みやすくてね。グリーンゲイブルスのゲイブルスが切妻屋根という意味だということを知らなかったし、良くある三角の屋根を切妻屋根というのだということも知らなかった。というところで止まっているけど読み進めますね。私のなかのアンの冒険はまだ始まったばかりです。
 それと児童文学という児童文学をほぼ一切読まずに育ったのでムーミン(絵は好きだけど物語は99%くらい知らなくてデヘヘ)と、これは児童文学ではないけど星の王子さまも。星の王子さまは100分de名著で一応は履修したのですが。
 指輪物語もナルニア国物語も通っていないので段階を踏んで、と思っているけど指輪物語はよほど訳が合う人の翻訳でないと読めない気がする。
 それとか先日のクローズアップ現代で作家の西加奈子先生の特集をやっていて、かなり前に姉からきいろいゾウの話を聞いたときに「面白そう!」と心に留まっていたのと、「くもをさがす」が話題になったときに自分の病気を書く作家さんは好きじゃない、と思っていた(何様じゃ、て感じですが)のの、両方を思い出して慌ててくもをさがすときいろいゾウを注文しました。クロ現の翌日に録画で観た鈴木保奈美さんのあの本読みました?で鈴木保奈美さんの2023年のイチオシがくもをさがすだったというのもとてもタイミングが良かった。わたしに会いたいも折を見て読む予定です。
 あの本読みました?の話になると凪良ゆう先生はBL小説を読み漁っていた時代に何度か挑戦して文体が合わない(目が滑る)と諦めていた作家さんだったので本屋大賞でワーッとなったのが不思議で、本屋さんがおすすめするくらい面白いなら読んでみようかな? と思い続けていたところで番組での特集だったので「なにかの縁かもしれないし読もうかな」と思いました。
 辻村深月先生の傲慢と善良も面白そうで、担当編集さんが登場して小説内のキラーフレーズじゃないですけど心を鷲掴みにするようなフレーズを挙げて「ウワー小説ってそうだよな、自分で自分にブッ刺さるフレーズを探すのが楽しいんだよな」と長らく忘れていた小説の楽しみ方の一つを思い出せたので読もうと思います。
 恋愛要素がある感じですがタイトルは恋愛小説の名著と言われている(はず)の高慢と偏見を意識している感じなのかな。高慢と偏見は未読なんだけども先に読んでおいたほうがいいのかなー。
 特に特集はされていなかったけどランキングにあった朝井リョウ先生の正欲も読みたくなるあらすじでした。

 鈴木保奈美の本のコンシェルジュっぷりも洒脱で素敵な本がたくさんあった。武田百合子さんの著作があったのが嬉しかった。
 最新回は未視聴ですが良い番組に出会えたなととても嬉しいです。
 漫画だと地上波ではマンガ沼ですが少し偏りが……いや私が偏っているのか? 時々趣味が合うのでそのくらいがちょうど良いのかな。
 フジテレビONEとFODで放送&配信されているマンドーコバヤシはだいぶ濃い感じ。泰三子先生が登場された回は観ています。沙村先生回も観ました(字幕が欲しくなるほどか細い声でした)。
 FODだと有野屋書店は全話視聴しました。有野さんの漫画の知識量がすごいのと漫画を読まない人でも楽しめる番組なので家族とも楽しめます。有りちゃっとwwとかもわりとそうですね。
 好きな回はなすなかにしのお二人がゲストの回と前田佳織里さんがゲストの回です。NON先生がゲストの回も良かった。
 なすなかにしのお二人は仲が良くて観ていて嬉しいので病気が良くなったらまた有野屋書店に復帰してほしいです。松竹の女子二人も好きだけども。

 話がそれてしまったね。
 テレビ等で紹介された本以外で気になっている本は朝井まかて先生の眩です。葛飾応為を題材にした小説……と聞いています。
 中島京子先生もずっと読みたくてなかなか手を出せずにいます。「小さいおうち」と「妻が椎茸だったころ」が気になっています。
 児童文学に戻るとあさのあつこ先生の作品をどれも読めないまま歳を取ってしまったのであさのあつこ先生の作品と、同じ頃にアニメ化されていた綾辻行人先生のアナザーと貴志祐介先生の新世界よりも読みたいですね。貴志祐介先生歴はけっこう古くて作品が映画化されるよりもっと前の13番目の人格─ISOLA─の文庫版から追っています(謎のマウント)。そのわりに読んだことのある作品が少ないのですが。
 積んでしまっている本だと小野不由美先生の東亰異聞と黒祠の島。十二国記もだいぶ積んでいる。
 米澤穂信先生の作品も読みたい。アニメ化もされますし。
 小説苦手期と貪り読む期が別れ過ぎているのですが、たぶん今読める時期なので読めるうちに積んでいる本を読みたいです。