aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

今日読んだ本(10/19)


 心に紳士がいたら嗜みたい漫画です。



*今日読んだ本

怪異と乙女と神隠し(1集)
ぬじま
出版社:小学館

 主人公である小川菫子は謎の本に記された和歌の呪いにかけられ、バイト先の謎だらけの同僚・化野蓮とバディを組んで呪いを使いこなしながら怪異に立ち向かって行く、というもの(1集を読んだ限り)。
 菫子さん、すごいです。陥〇〇首です(そこじゃない)。成人向けだったらありそうだけど一般誌ではあまりない設定のような。その話は一旦置いとく。
 私も子供の頃すごいとかなんとか言われていて二十歳を過ぎてただの人というかただの病人になったパターンなので創作で食べて行きたかった菫子さんの気持ちは分かる……ような。そこから更に10年経っているし、もう創作でごはんを食べられる年齢だとは思っていないけど。
 ただ私は若返りたいかいうと苦しい十代だったので感受性は豊かだったかもしれないけどとにかくしんどかったのでもう一度若くなるのはやめとく……となる。菫子さんより年齢を食っている分ハングリーになれないですね。それもまた悲し。
 化野くんの正体も気になるので2集も早めに読みます。乙ちゃんも正体不明ながら反応がかわいい。嵌ったら沼になりそうな漫画な気がする。アニメ化したら嬉しいなあ。券が発行されないと大人は納得しなさそうではある。
 ほかの漫画に例えたらいけないかもしれないけれど、ディスコミュニケーション(作・植芝理一)の冥界編が好きな人だったら好きになるかもしれない。