aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

ティーズED、そのほかの雑感

*次のゲームで悩むところから始まる

次にプレイするゲームは魔性眼鏡かお姫様だってXXXしたい!で迷っていました。 美蕾さんのゲームも積んでいるのでやりたいですがすみれの蕾はフルコン済みながら、セーブデータごと消してしまいましたし、記憶も丁度良く忘れているので最初からプレイするのもありといえばありですが、ウェディング大作戦のほうは未プレイで仁義なき乙女と恋恋三昧もまるまる未プレイなのでそちらを崩したい気持ちもあるんですよね。 ほかにプレイしておきたい乙女ゲームも多々あって悩みますが、神サマなんて呼んでない!未プレイだけど「ひめたい」のほうにしてみます。肉食系女子なのに個別ルートに入ると「肉食系どこよ」というくらいがっつかなくなる、というレビューが気になったのと、魔性眼鏡の主人公は意志薄弱でそこそこエロいボディーの持ち主なのに、お持ち帰りされたことがない、という好みのタイプだったので今年最後のほうの砦になってもらいたく。 ひめたい、主人公が大丈夫だといいな……体験版をプレイしたときに感じた一抹の不安が残る。 ということでつばさの丘の姫王の雑感は続きからどうぞ。 更新時間が遅れてすみません。

*ティーズENDとそのほかの感想

やっとランダムイベントも全部埋めてフルコンしました。最後の方は意地になって。でもフルコンすると不思議と淋しい気持ちにもなったりして「私、このゲームが意外と好きだったのかも」と思うまでになっていました。 ティーズは元が(ネタバレのため反転)ダウスの一部というだけあって設定がしっかりしていて読み応えはありました。 (ネタバレのため反転)生まれ変わる毎にヴィヴィアン様はティーズに破瓜を散らしてもらっていたのにティーズは本当の意味での破瓜はもらっていないという嫉妬が処女厨っぽかったいじらしかったです。 ただダウスにしろペチュニア、八角、ティーズのエンディングの異世界具合がグッドエンド感がないように感じられてクリストファーは執事見習いで魔力も月の気まぐれっぽいもので(そこが少し雑に感じました)、ストーリーによっては一時的にウィングフィールドのあの館にいるだけだったりもするのに一番エンディング数が充実しているような。しかもほかのキャラにはない結婚エンドも三種類くらいあった気がする。エドリックもあってもよさそうでしたのに。 ティーズルートとペチュニアルートと八角ルート、特に前者二人はグッドエンドが不思議空間っぽい終わり方でまともに幸せな姿も見せてくれないのかー、とちょっと落ち込みました。 ハーレムエンドがなんだかんだと言ってみんな素直になって良かったね、な感じの救済措置のようでした。普通ハーレムエンドというともっと退廃的なものを想像するけど至って健康なエンディングでした。良かったですけども。 ヴィヴィアン様で男性キャラを攻略するゲームというよりは、男性キャラの内面を覗けて男性キャラ寄りの視点からヴィヴィアン様との恋愛の物語を読む、というようなライトノベルっぽさは全編から溢れ出ていた気がします。 なので乙女ゲームとしてはさほど面白さを感じられなかった(難ありだった)けど、分岐のある小説だと思えば面白かったし好みのストーリーでした。散策も思っていたより楽しかったですしランダムイベントも埋めるのに燃えました。 ランダムが埋まらなくてフラグリセットをしたときのどきどき感はある意味怖くてそれもまた興奮しました。 スチルは美しいけれどもエロくはないかなあと思いました。汁気が足らなかったんでしょうか。塗りも一枚一枚細かくて丁寧だったのでスチルはスチルで堪能できました。 文章にも際立つ艶めかしさというものは感じなかったです。料理は美味しそうでしたけれども。邪道系だと「こってりラーメン、それに炒飯。と、餃子」「替え玉っ」とか。噂では出てくるとは聞いていたけど、初めて自分で目視してやっぱり驚いたのはケ○タッキーフライドチ○ンのくだりでした。ファンタジーっぽいというか単なる洋食ですが、それだと海の幸たっぷりのブイヤベースとサフランライスが美味しそうでした。食べ物のスチルがあるわけでも細かい料理描写があるわけでもないのに美味しそうと思わせるセリフと声優さんの演技がすごかったです。 おすすめの攻略順はクリストファールートを通ってダウスルート、エドリック、ティーズ、ペチュニア、八角とかその辺はお好みで良いと思いますがストーリー的にはクリストファーのあとはダウスがいいのではないかなーと思いました。 この作品に関して思ったのは「心の底から小説として出会いたかった」でした。だったらもっと好きになっただろうな、と思いますが、小説にしたらしたで「ゲームで出会いたかった」と文句を言いそうな気もするのでこの形でよかったのだと自分を納得させています。 散策でウィングフィールド領地を巡るヴィヴィアン様も町の人に愛されていてルートがあるキャラとは別の魅力を感じました。そのあたりは小説では描かれなさそうなのでゲームでよかった。 個人的にはありだけど人に「面白いからやってみて」とはあまり勧められないかな……設定は面白いけど、ちょっと説明不足な点があったり、逆に過多な部分もあり、それらの癖が強すぎて。 「ルート分岐とか面倒くさい、乙女ゲームのゲームブックが読みたい」というかたがいらっしゃったらもしかすると需要と供給が合致する……のかもしれないです。