aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

食べられない実とまだ若干の夏


 酸っぱいとか苦いとかではなくて性質上食べられない。
 口に入れられないことはないだろうけど口のなかの水分が奪われそうだし、喉を通ってもお腹も壊しそう。という意味で食べられないし食べないでください。
 もう秋なんだけどまだまだおろし冷うどんが美味しい。



*ルー語が使いたかったわけではない

 あっという間に10月になってしまいました。
 本来はもっと早い時期に弾けるらしいのですが、織りの先生から種をいただいて育てていた綿の実が弾け始めました。小さな綿のほうは夏に盛りを迎えてもう実は採集済みですが、大きな綿の種は実るのが遅くてようやくです。
 たくさんなったなぁと思ったけど使い途がいまいち分からず、工房へ持って行って訊いたところ羊毛に比べて真綿は撚りにかかる力が短いのでべらぼうな量が必要になる、とのことでした。コットン素材の服が急に高級なイメージに。
 糸巻きも初めて見たよ。糸巻き車よりもっとアナログな感じのやつ。眠れる森の美女に出てくるものという認識だったけど間近で見る機会があるとは。
 採れた綿を見た母が「針山にしてもいいんじゃない?」と言ってそういう手もあるなと思った次第。ふわふわもこもこしていてさわり心地が良いです。
 そういえば小学生くらいの頃にも学校の先生か誰か大人の人に綿の種をもらったことがあったのを今、ジャストナウ思い出したけどそのときは育てられなかったんだよね。ずっと忘れていたけどいつかどこかでつながっているもんすなぁ。



*しめりけ

 10月なんだけどエアコンが稼働しています。暑さはだいぶ凌ぎやすくなったし夜は寝室でエアコンなしで寝ているけどリビングはキッチンとつながっているし熱がこもりやすい上になんとなく湿気も発生しやすくて。主に除湿目的でつけています。
 この夏に一ヶ月くらいつけっぱなしにしていてもガス電気代がそれほど高くならなかったので光熱費の真の敵は冬のガスだなと気が付きました。それでもエアコンで室温を上げるよりは安いのかもしれないけど。
 まだこたつの出番は来ていません。出番となったら恐らく出ずっぱりです。