aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

衝撃的すぎた


 子供の頃に何気なく観ていたものがいま奇作とか怪作みたいに言われている脚本を書いている人だと知ったときの衝撃たるやなかったです。



*理解を示す

 姉が刀剣乱舞の舞台をテレビで観ていて、母の「伝わるけど間違っているワード」がまた発動してしまいました。
「なんていうんだっけ、これ。快刀乱麻?」
 おしー……惜しくはないな。でも言いたいことはわかる。
「刀が人間の形になって戦うのねぇ」
 と、母なりの理解と労りを感じました。



*子供のころ好きだったんだから拒否反応もないよね

 子供の頃放送していた女児向け特撮のTLを観ていました。
 好きだったのは魔法少女ちゅうかなぱいぱい!。子供なりにぱいぱいって言うのがなんか恥ずかしかった記憶がある。
 設定がかなりぶっ飛んでいました。五目殿下にラーメンにされた王子様とか。
 当時交流があった年上男性の友人に「ちゅうかなぱいぱい? ポワトリンじゃない? 島崎和歌子さんの(※正しくはちゅうかないぱねま!が島崎和歌子さん主演作です)。たぶんそうだよ」と言われまくって、でもポワトリンは観ていた記憶があまりなくて(そのあとに放送していたナイルなトトメスは覚えている)ポワトリンの話題は少し苦手です。今は少し観てみたいと思っているけど。
 ちゅうかないぱねま!も好きだったけど父に「イパネマの娘……」と意味の分からないことを言われていやだったな。
 今はイパネマの娘という曲も知っているし、好きな曲です。
 これは推測ですが、父は女児向け特撮というものにどう触れていいのか分からなかったのかもしれない。
 そこで父なりに精一杯ひねり出した言葉が「イパネマの娘」という言葉だったんだろうな。
 多分私が観ていたものが仮面ライダーやウルトラマンだったらまた違っていたのでしょう。

 一応記事にするにあたって一連の作品のウィキペディアを読んでいましたが、ちゅうかなぱいぱい!からシュシュトリアンまで名探偵コナンで数々の名作(迷作?)を作ってきた浦沢義雄先生が脚本を書いておられたよ。ポワトリンとナイルなトトメスに至っては全話だったかな。浦沢脚本に知らないあいだに育てられていた。だから浦沢回のコナンも抵抗がないのか。

 子供の頃はちゅうかなぱいぱい!とリメイク(二作目)ひみつのアッコちゃんが好きでした。
 て浦沢先生、アッコちゃんも調べたらリメイク二作目と三作目のアッコちゃんの脚本もちょいちょい担当されていた。驚いたというか少しホラーでしたわ。育てられすぎだろ。
 アッコちゃんのコンパクトが欲しくて母におねだりをしたことがあったけど「そういうのはね、飽きるのよ」と言われてやんわり買ってくれなかったんですが、その年のクリスマスはサンタさんに魔法使いサリーちゃんの占いボックスみたいなものをもらって「ほしいものとちょっと違うよ……」と思った記憶があります。
 今は占いなどはなにもしていなくても誰かに褒めてもらいたいときに見ます。生まれているだけで肯定してくれるんで(人生こじらせ末期)。