aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

おあつらえむきという言葉が読めなくておつらええむきと読んでいた


 似たようなのだとこぢんまりが読めなくてこちまりぃとか(何故か語尾をのばしがち)。姉はこんぢまりと読んでいた。おあつらえむきという言葉を初めて見たのは金田一少年の事件簿でこぢんまりはドラクエVのゲームブックだったと記憶。
 そんな過去を背負っているせいか私も姉も今は読めない言葉は調べるようになりました。
 今でも読むのと書くのに苦労するのはツァラトゥストラはかく語りき、です(今はツァラトゥストラはこう語ったとも言うんですってね)。私の深淵です。



*だし鶏チャーシューは間違えない味

 この前の夕食に作った山本ゆりさんのだし鶏チャーシュー(たれは翌日のごはんにかけた)ときじまりゅうたさんのさつまいもポテサラが美味しかったです。
 玉ねぎをマリネしてさつまいもと混ぜ合わせて、からしと黒すりごまを入れるの。マリネしてあるからからしがマスタードっぽくなってしょっぱい甘いすっぱいが嵌りそうでした。
 お昼には山本ゆりさんのレシピのハッシュドアボカドを作るよ。山本ゆりさんのハッシュドシリーズ美味しい。材料もシンプル。
 朝作るのが一番たいへんなのでなるべくなら朝ごはんを作るよう心がけたい。



*同系統の「あつらえる」も好きだけど物をあつらえたことがないゆえ…

 ていねいな言葉を使いたいと思っているのだけどもていねいな言葉というのは一見すると現代日本では気取ってやがるぜ、とも捉えられかねないのでうかうかと使えないのが悲しい。
 こしらえる、という言葉が好きで使いたいのだけど日々のくらしであまり使っていないので馴染みがない。馴染みのない言葉を使うと文章のなかで浮かんでしまう。馴染ませようとして馴染むものでもないけど、今一度日常的にていねいな言葉を使ってみたいと思っている。



*読む有料コンテンツにも慣れてきました

 還暦不行届の最新話を読みました。カントクさんの言い間違いの特に擬音語が面白くて(言われたほうは嬉しくないと思う)お風呂でひとり笑っていました。誰かとこの笑いをシェアしたいのにとても閉鎖的空間……!
 日を跨いでやっと家族とシェアしました。有料コンテンツ部分なので詳細には書けないけどこんな言葉がポンコツ(失礼)でもあんなに素晴らしいものを作ることができるんだ、と天才の不思議にまた一つ触れた気がしました。
 ともしび日記も面白いし日常的にエッセイを読みたい私にはぴったりのコンテンツです。
 加入してからもうすぐ一年くらいになるかもしれない。
 安野モヨコ先生と伊藤理佐先生と二ノ宮知子先生の鼎談は録画しておきたかったな。
 それと還暦不行届とミニ還暦不行届は書籍化してほしい……。手元に置きたい。