aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

今日読んだ本(2023/02/06)


 この更新が全然できていなくてすみません。



*今日読んだ本

スキップとローファー(6巻・7巻)
/高松美咲
出版社:講談社 レーベル:アフタヌーンKC

 6巻は再読かな?
 奇しくも今もバレンタインシーズン。
 ミカちゃんって本当にいいこだよねぇ。1巻初見時はすごくいやな子だな! って思っていたけど話数を重ねると色々な面が見えてきてね。人間ってそうなのかもしれない。いやな子の仮面で自分を守っているのかも。
 みつみちゃんの精一杯のギリ本気チョコレートと志摩くんの精一杯のギリギリ義理に見せた本気チョコも心温まる。ミカちゃんにちゃんとしたの選ぶのも良い子だなぁ。
 ナオちゃんがみつみちゃんの誕生日に「誰だって幸せな青春が送れるわけじゃない」という嫉妬をしてしまうのも分かる。それが勝手な嫉妬だと分かっていてしてしまうのも。
 7巻からは二年生編。
 ずっとみんな同じクラスメイトでいてほしかった!! 女の子たちは最初仲良くなくてそのあとすごく仲良しになったので尚更に。
 でも「無理にクラスに馴染まなくても前の友達を大事にしてもいいんだよ」という作者の思いが垣間見えるのも優しさ。それと同時に新しい関係も少しずつできてくる。
 ゆづちゃんとまこちゃんが正反対っぽいのにとても仲良しなのも読んでいて嬉しい。これがエモいというのか。
 最初、特にまこちゃんからのゆづちゃんは最悪の印象だったけど。
 からの7巻の最終話の志摩くんとみつみちゃん。8巻どうなってしまうんだろう。楽しみだけどなかなか読めない。

 高松先生の筆力って美人じゃない子も頑張っていたり笑っている子が可愛く見えるところに感じます。
 ゆづちゃんは作中で美人と言われているだけあってまつ毛バシバシで目もリアクションも大きくてとても可愛い。高嶺の花であり、本人は苦労するだろうな、というのが察せられるくらいには美人さん。
 ミカちゃんは作中で頑張って可愛くあろうと努力しているけど、でも不意に出たそれのほうが断然花になる。
 あまり化粧っ気のないまこちゃんやみつみちゃんは、素材そのものはものすごい美人! というわけではないのに(語弊があるかもしれないけどそれが可愛くないという意味ではないです)、笑ったり本人が輝いているシーンで花が咲いたようなフレッシュな美しさを描けるのが表現力がほかにあまりいない画力な気がします。
 アニメも楽しみです!