aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

記事を書いても書いても終わらない


 メモ帳の真っ白なところを黒い文字で埋めていくわけですが、デッサンを習っていた頃に「最初の一筆を乗せるのが怖いです」みたいなことを言って「それは白い紙の状態が完璧だからだよ。絵を描くというのは紙を汚していく行為なんだよ」と先生に言われて圧倒されました。今は「なんでもどんなことでもそうなんだよな……」と思うような年になり申した。
 ほぼ毎日のように日記やブログを書いていてそう思うよ。やはりなにも書かれていないデフォルトの状態って美しいもの。それでも過去の記録ほしさに汚い字とかで書くんですけど。
 経験するってそういうことだよなー。要するに人間の体はヘブンズ・ドアー?



*芋焼酎をお湯割りで

 昨日がなにをやっても上手くいかない日でかなりつらかった。
 やることなすこと全部が予想の裏表。
 それでいうとじゃが芋とブロッコリーのガレットだけは上手くいったけど。
 そんな私の状況を見越してか父が夢に出てきました。
 大した話はしなかったのですがコード類はガタガタ外さずにスッと抜け(ガタガタ外すと接触が悪くなる)、ということと私がいまお酒を持っていることを知っていてなのか「酒がほしい」と言って帰っていきました。
 妙にリアリティのある父の夢でした。やはり父=お酒のイメージが強すぎて夢にお酒をほしがる父が出てくると真実味が増してしまうのか。
 その話を生きているほうの家族にしたら「サチのお酒はだめよ。もう飲んじゃ」と母が言うので姉が「じゃあ私のやつあげて。昨年のだけど」と父の好きだった芋焼酎を父の好きだったお湯割りで進呈。匂い立つお酒の懐かしい香りがして、久しぶりに家族が四人だった頃の空気を思い出しました。



*春にわき出る変な人の典型なのかも

 今日は現時点では昨日より寒いのですが、寒いと心が落ち着きます。暖かくなってくると心が不安定になる。なんの病気だこれ。
 したがって春になりかけの三寒四温の時期は心の位置が定まらず地獄だったりします。
 冬は冬でお腹を壊したりするけど精神不安定よりはマシです。
 なんなんだろうな。いつまで続くんだろうな。



*全く予想だにしないところから現れる出来事

 母がかなりISSきぼうのことが大好きで日頃からJAXAのサイトからいつ見られるか確認しているらしいのですが、今日は全然サイトが見られないからサチが起きるの待ってた! と言われた。「あ、そう?」と、タブがめちゃくちゃ開いていたのでとりあえずタブとキャッシュを消してサイトデータも削除。でもブラウザがクラッシュする。ブラウザを変えてみる。だめ。
 タブレットだから? と思って携帯から開くと見られる。
 じゃあ私のタブレットでも見てみる! と姉と私が各自のタブレットで見るとクラッシュしない。それではOSが合っていないんじゃない? と姉。確かに姉も私もつい最近OSを最新にしたばかりだった。ということで母初めて意識してOSのバージョンアップをする。
 ほったらかしでいいよ、と姉が言ってアップデートの準備が始まったが、アップデートができないという。パソコン経由ならできるかも、と。
 母のタブレットはどのパソコンとも同期していないが、私のパソコンに繋いでみたら新しいバージョンが発見できたためアップデート開始。
 いま世に出回っている一番新しいバージョンにはアップデートできなかったけど(モデル自体が古いからとみた)その少し前までのバージョンには変えることができて、ISSきぼうを見ようのサイトを開いてもクラッシュは起きなかった。
 けどまた最新バージョンにしか対応しなくなったときを考えると携帯の譲渡も早めに考えたほうがよさそう。携帯は携帯で物凄く優秀というわけでもないが、普通に使う分にはちゃんと機能する。
 記事を書き始めてアップデートが終わるまで二時間ほどかかった。今日はさほど下手なことをしない日だと朝予想していたけどそういう日はたいてい頭の側面をいきなり叩かれるように予想外のことが起きるね。