aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

日本のジャンルが海外に輸出されて変形していくの面白い


 海外にもこじらせているジャンルってあるんですね。むしろ海外のほうがこじらせがひどい感じもする。
 BSSを読むのは苦手ではないけどNTRは苦手かな……。カプ厨をこじらせているのでNTRが好きになったら極まった感があるような。
 私は朝からなんの話をしているのだろう。



*BSS案件その1

 BSS。いわゆる「僕(B)が先(S)に好き(S)だったのに」というジャンルの略ですが私もそういう目に昔から遭い続けています。該当ジャンルについては検索してください。
 主にガジェット系で。恋愛ではないです。
 最初のBSSはスーパーファミコンでした。
 ゲームボーイをいとこのお姉さんの家でプレイさせてもらって姉と夢中になり、母は最後まで「いいよ」と言わなかったけど父の「いいよ」はもらってなんとか買ってもらいました。
 そうなると次にプレイしたくなるのはスーパーファミコン。父がセガマークIIIかなにかは所持していたけどファミコンのない家庭で育ちました。母が機械触れない、怖いというタイプでした。
 スーパーファミコンも絶対に買ってもらえないからサンタさんにお願いする! って言ってお願いして。でも怖くなったんですよね。ゲームボーイも姉がほぼ独占していたような状態だったので私宛にスーファミが来ても姉がたくさんプレイするんじゃないかと思ったのです。それで慌てて(夏か秋頃)サンタさんにお願い取り下げのお手紙を書きました。「絶対にプレゼントしないでください」って。サンタさんサイドに立つと欲しいはずなのに欲しくないって「うん、なんで?」って感じですよね。その予感については書かなかったし、まだ多分言語化できなかったと思う。
 それでクリスマスにスーパーファミコンがプレゼントされてしまって物凄く嬉しいのとひどい絶望感でいっぱいになったのを今も克明に憶えています。
 姉妹でスーパーファミコンの虜(父も少し楽しんでいたかな)になるんですけど、母は機械が嫌いだったので二人で二時間だったか一時間だったかとにかく時間を決めてやりなさい、ソフトは自分たちで買いなさいと言いました。
 夢中になると止まらないたちの姉が30分で我慢できるはずもなくて結局姉が45分、私が15分みたいな兄弟あるあるの鉄板みたいなハラスメントを受けて。
 私のスーファミなのに! 私が好きって言ってたのに!! みたいな。
 それが最初にして一番ひどかったBSSでした。


※いくつかの過去記事の誤字(誤:天穂のサクナ姫 正:天穂のサクナヒメ)と共に間違えた文章のバージョンを載せていたので直しました。訂正してお詫びいたします。
 読みにくいのはいつものことですが、今回は特に表記揺れが多くてすみませんでした。