読者って本当に神経質だよね。自分でもいやになる。
*今日読んだ本
悪役令嬢の中の人
─断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします─(2巻)
漫画:白梅ナズナ 原作:まきぶろ キャラクターデザイン:紫真依
出版社:一迅社
エミは心を閉ざしているだけなのか心がしんでしまったのかわからないな。
復讐のためレミリアがピナ(正ヒロイン)がやるべきことを、ピナが色恋にうつつを抜かしているあいだに「エミのレミリアだったらこうする」という信念でときに聖女とすら呼ばれるほど清く正しいレミリアを演じつつイベントを埋めて行く。
確かピナは星の乙女という役どころだけど神が出てきて魔王も出てくるのか。神の信託を告げたりするのが星の乙女の役目かなと思っていたところに神が出てきたので驚いた。それとも国によって違ったりするのかな。
アイテムは買えなくなり、瘴気もないから冒険にも行けないピナの顔芸が美味しかったです。
けれどもレミリアが自分のしている行為がエミのレミリアの再現であることと、それを告げることなくその行為によりスフィアからもたらされた願いをなんの感傷ももたずに受け取ったシーンは読みながら違和感を覚えた。
スフィアが好ましく思っていたレミリアの中身はエミであって今のレミリアではなかったのになーという気持ちになり、僅かに空振り感があった。本当にごく僅かだけど。
神経質と言われたらそれまでだけどそういうズレが後々に響いたりするのでちょいと心配です。
それすらも作者様の手のひらで転がされていると思いたい。
※前回タグにしたタイトルに間違いがありましたので正しいタイトルに直しました。申し訳ありません。※