aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

今日読んだ本(10/27)



 また寝かせてしまっている。



*今日読んだ本

13月のゆうれい(全2巻)
高野雀
出版社:祥伝社

 さよならガールフレンドを読了し、しょうもないのうりょくの2巻まで読んでいて三回目の高野雀先生の作品。
 女になりたくないまま成長してしまったネリと男になるのが怖い、ネリの双子の弟のキリ(今気がついたがこの二人名前をくっつけると練切になるな)。
 キリと同居しキリの女装姿に憧れ続ける男性・周防とネリが合コンで出会い、周防が好みのタイプだったネリは……というところから物語が始まるのですが、周防は周防で憧れをこじらせている感じ。
 読後感はかなりカタルシスがどばどばでした。涙を流すとか心が洗われるとかではないけど読んだあとシャワーを浴びたようにスッキリする。
 こんな好みの本を寝かせていたなんてー!! となりました。
 表紙のデザインも構図が凝っていて好きでした。
 しょうもないのうりょくのときもさよならガールフレンドのときも思ったけど、物語が濃いのにあっさりした絵柄なのでちょうどよい塩梅なのだろうな。
 しょうもないのうりょくも3巻で終わってしまうのでなかなか読めないでいる。