aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

最近あそんだゲームソフト #005


 ゲームで成功体験を得たのは十代以来かもしれない。と、思ったけどそんなこともなかった。RPGではそのくらい振りかも。

*三ヶ月を注いだゲーム


アーシャのアトリエ〜黄昏の錬金術士〜

開発元:ガスト

発売元:ガスト(日本)
日本一ソフトウェア(アメリカ版)
コーエーテクモゲームス(欧州連合版)

プラットフォーム:プレイしたのはNintedo Switch(DX版)
そのほかのプラットフォーム:
PlayStation3、PlayStation Vita(Plus)、PlayStation4(DX)
(ウィキペディアより引用・一部勝手に付加)

 購入は2022年4月です。久しぶりのインディーではないゲーム。

 何度か挑戦しようと(プラットフォームが変わる度に)しましたが完走したのは初でした。
 購入に至ったきっかけはアトリエシリーズがやりたい! それも黄昏トリロジーをプレイしたい! という気持ちで心がいっぱいになったからでした。
 まだまだ様々なアトリエ作品が眠っていますが、黄昏トリロジーを終わらせたらアーランド(順番逆だけど)、アーランドが終わったら不思議トリロジー、ライザ、ソフィー2とプレイしていけたらなあと、今回のアーシャはそのための地均し的なプレイで始めましたが思わぬところで「諦めなければ私にもクリアできる」という自信をつけてくれた作品でした。
 総プレイ時間は大体70時間ほどです。この三ヶ月ほぼアーシャに時間をつぎ込みました。

 アトリエシリーズでも随一の時間制度(延長なしのため)で、それゆえ1度目は「気球を買おう!」「トッセリの制御盤」「陽を避けて咲く花」などのイベントで詰み、2年目の10月まで進んだデータを泣く泣くなかったことにして1年目の4月からやり直したりして、トゥルーエンドルートのために倒さなければいけないボスの攻略で詰み、最強ボムを作るために隠者のように1ヶ月アトリエにこもったりしつつ4桁の攻撃アイテムは作れなかったけどボスも倒すことができました。残り2ヶ月で全てのアイテムも作ったし(そして2週目用に全て売り払った)エンディングも恐らく全て見たと思います。
 楽しかったです。時間制限はないほうが楽しいんじゃ……と思っていたけどひりひり、ハラハラ・スリル感でいうとやはり時間制度はあっても良い気がしますね。

 アーシャから「調合失敗」という現象が起きることはなくなりましたが、調合前の予想では「賢者の知恵という属性のアイテムができるだろう」という見立てで作って、でも錬金術レベルが足りなくて「愚者の知恵」になってしまったり、そういうところは細やかな心配りがされていて唸るものがありました。
「力を注ぐ」のループで大体高品質のものが作れてしまうけれども、どの付加価値を残すか打ち消すかが後半の楽しみ方になってきますね。全部のアイテムを作ってしまうのがもったいなく感じるほどでした。でも破壊力+30%x3のフラン合炭はもう作リタクナイヨ……。
 お金をやりくりするのも大変だったけど苦あれば楽ありで身につまされました。

 恋愛イベントみたいなものはなかったですが妙にどきどきしたなあと思ったのはユーリスのイベント(エンディングはそれほどでも)で、「エンディングとしてしっくり来たな」というのはキースグリフというかトゥルーエンドでした。キースのような人は実はあまり好きなタイプの人間ではないのですが、ところどころ面倒見が良かったり巻き込まれ型だったりして憎めない人柄でしたね。あれで四十代は老け込みすぎです……。
 女性キャラではニオが可愛くて仕方なかったです。お転婆さんです。
 オディーリア、メリッタ、ホムンクルスも可愛かったですね。
 またウィルベルの物語でもある黄昏トリロジー。次作でもウィルベルを追います。
 次作ではマリオンとリンカが上司ですね!

 再プレイの予定は未定ですがプレイする際にはセーブデータを読み込んでお金がたゆんたゆんの状態から始めたいと思います。なんだかんだ最初は貧乏でつらかったですし……。

 最強武器やアイテムなどやりこみ要素が多すぎるのでもう少し良い具合に忘れたらプレイしたいです。あまり人気はないようでしたが私にとって作品的にリリー、ヴィオに並ぶくらい楽しかったです。一言不満があるとしたらエンディングがあっさりめだったかな? とかかな。

 次はエスカ&ロジーのアトリエですね。お役人さんです。実はこちらもVitaで少しプレイしたことがある。トゥルーエンドを観るためには二人ともプレイしないといけないそうなので、まずロジーでプレイしたいと思います。エスカの調合のほうが馴染み深いのでそちらはつい取っておいてしまう。

 では次回またお会いしましょう。