aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

再現飯でごはんをまかなう



 次はなににしようかしらーとか漫画を読んで探したりして。
 ざんげ飯をもう少し読み込もう。それと「きのう何食べた?」もレシピ観点からよく読もう。
 今まででちゃんと作ったのいちごジャムくらいだ……。いちごジャムも美味しいけどもう少しお腹にたまる系のものを。


*憧れの、思わず「にくじるが」への道

 文句を言いながらも好きな漫画「ざんげ飯」。
 一番心と胃袋をぎゅっと鷲掴みにされた第一話の二種盛りの餃子を作ってみました。
 細かな作り方が載っていなかったため豚肉とキャベツのほうはこちらのせつぶんひじき様のレシピを参考にしつつニラはなかったので入れず生姜すりおろし適量追加、キャベツのみじん切りは小さじ1の塩を振ってよくもみ、水気を切りました。それプラスざんげ飯レシピの干し椎茸を熱湯で戻してみじん切り。
 エビとホタテのほうは「ホタテは買えないからエビのみで」というお達しでエビ150gほど、青梗菜一束(みじん切り)で作りました。
 エビはぶつ切りにしたあと、食感が残る程度にたたいてみました。
 こちらの味付けは中華スープの素のみとのことですが味にパンチがないのでは、と不安だったのでお酒一振り、ゴマ油一垂らし、醤油一振り入れてしまいました。その後小さじ2の片栗粉を大さじ2の水で溶いて少し煮込みました。
 うちは父母揃って餃子の星からやってきた餃子フリークなので父が存命の際は皮から餃子を作ったけれど、現状では皮は姉が時々作ってくれるのを頼るのみ。
 なので今回も市販の餃子の皮です。母なりにこだわりがあるらしく、もち粉を使った皮を使用しました。
 餡を包んで蒸し焼きにして完成です。
 食べた感想……。
 「ざんげ飯」の奥さんの千夏ちゃんが「肉汁(にくじゅう)が溢れ出てすごく美味しい」という感情をひらがなで一言「にくじるが」と表現してしまうほど美味しい餃子。この一言に胃袋を掴まれたと言ってもいい。
 食べてみましたが、肉汁はさほど出なかったです。こだわって豚コマ肉を包丁でたたくと肉汁が出やすくなったり油分多めのひき肉を使ったりキャベツの汁気を切らなかったりすると出やすくなると思いますが、でも初めてにしては及第点かな?
 強いて言うなら薬味(生姜のすりおろしとにんにくのすりおろし)が強くて干し椎茸の風味が飛び気味だったのが惜しかった。
 エビのほうは水溶き片栗粉を使っているためか、確かに少しスープっぽかったです。ホタテもあったらもっと美味しそうです。
 エビのほうの味付けを少し日和ってしまったので決め手に欠ける味だったのが残念です。次の課題としては醤油もう少々追加と生姜のすりおろしを入れてみようとします(生姜星人です)。
 家族全員餃子星人ですが、「なんとか食べないでやり過ごす」をされないで済んで良かった。
 もう少し改良をしながら千夏ちゃんが「にくじるが」と言ってしまうほどの餃子を目指そうと思います。
 焼きは母がやってくれましたがさすがの完璧な焼き加減でした。