aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

天知る地知る我知る人知る

 つまり誰が知っているの??


*神のみぞ知る…

 ある日姉が「明日って病院に行く日?」と訊いてきた。私は何週かに一度通院しているが、その週は通院日ではなかった。
「そっか、じゃあマクドナルド行かないね」
 その一言にすべてが集約されていた。
 うちの家族は、特に姉と私は通院日=マクドナルドという節がある。病院の近くにマクドナルドがあるのだ。逆に通院日ではない日は滅多にマクドナルドには行かない。それくらい密接な関係性があり、そんな生活をほぼ19年くらい続けている。
 マックのBig Americaシリーズでテキサスバーガーはとても美味しかったし、もう体質的に食べることは叶わないと分かっていても1/100くらいは食べたい気持ちがある。
 ファストフード好きではない母もマックのポテトとナゲットは好きだし、コーヒーとポテトのみを頼んで薬局での調剤を待つこともざらにあった。
 マックポークが好きで、胆石を患ってからもマックポークだけは食べることができる肉メニューだったのでなくなってしまって本当に悲しい。
 悲しいけれどもえびフィレオの魅力にも気がついた。偶然にもバーガー類では数少ない食べることが可能なハンバーガーで、好きなメニューとなりました。
  そんな私たちが19年も通い詰めているマクドナルド、もう体の何パーセントかはマクドナルドでできているのではないでしょうか。
 そして、その病院へは生きているあいだにあと何度通って、何度マクドナルドに寄るのでしょうか。
 それらについては全く分からないけれど、また以前にも書いたように食事の用意に困ったときのファストフードというのは神的存在です。
 食べすぎは体に良くないけど。


追記.マクドナルドがなくなってしまうかのような書き方をしてしまっていたのを修正しました。