aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

つばさの丘の姫王クリストファー、エドリックの感想

だからといって飛ばしすぎはよくないよなーと思うのですが、内容が頭に入ってこないのです。読んだ先から左から右へ通り抜けて行く感じです。 エンディングもバッドなのか、ノーマルエンドなのかとか明確なエンディングが分からない。分からないまま全てのストーリーをクリアしそう。ありそうでこわい。

*終わらせるのを目標に

つばさの丘の姫王のクリストファールートとエドリックルートが終わりました。 噂に違わぬ作りでした(悪いほうの意味で)。 毛色が変わっているな、と思ったのは男性キャラ視点の三人称で進むところでしょうか。でも艶っぽいシーンになるとヴィヴィアン様視点寄りの三人称になるのでやや混乱する。 クリストファールートをプレイし終えて思った感想は「これ、乙女ゲームじゃないな」でした。 艶っぽいシーンも文章が格別にえろいと感じることもなかった。強いていうならティーンズラブ小説とラノベの中間くらいな感じです。 ヴィヴィアン様の今までにない女性主人公の女領主感も良かったですが、いかんせんストーリーが男性キャラ寄りの三人称で進むので設定を活かしきれていなかったように感じました。 イベントもぶつ切りで、メインとなるストーリーとはあまり関係のないキャラクターが前面に出てくるミニイベントも少なくなかったです。ランダムのイベントなので、二週目以降はスキップできるものもあるけど本編とはほぼ関わりのないイベントをクリックし続ける一周目は本当に苦行でした。 ネタバレというほどでもないけど、その先は折り畳んでおきますので続きからどうぞ。

*ネタバレの感想

クリストファールートではクリストファーがなぜ月の力を使えたのかという点が謎を残し、エドリックルートでは、私の読み飛ばしかもしれませんがエドリックがなぜ600年の時を経て生まれ変わったのか、などが作中であまり触れられていなかったように思えました。 ヴィヴィアン様が力を使ってあの地に生まれ変わらせたというのは理解したんですがエドリックが生まれ変わることによってヴィヴィアン様がシャームロックに触れられなくなった理由って劇中で語られていましたっけ。どうして前世の記憶があるのかとか。読み飛ばしすぎたのかな。 それからモブキャラのジョン爺はある意味キャラが立ちすぎていてかなりやばいと思った。ジョン爺が今後大丈夫なのかが気になりました。 しかもグッドエンドらしきエンディングがヴィヴィアン様が赤子に戻ってエドリックが「次こそは思いを打ち明ける」という旨のモノローグで終わるため「これ本当にグッドエンド? ヴィヴィアン様の繰り返しの次の生でも告白できないのでは…」となったので思わず攻略サイトを見てしまいましたが、どうやらそのエンディングがグッドエンドらしいです。しかもバッドエンドらしいバッドエンドもない。クリストファーのルート以上に消化不良でした。 作品内でもドMキャラとしてネタにされていたけど制作スタッフにもドMキャラのネタにされていそうなエンディングでした。あの終わり方はエドリックというキャラクターがあまりに不憫に思えて「グッドエンドとは?」と疑問符が尽きない状態になりましたがエドリック的には良かったのかなあ。スチルは美しかったです。 今のところはダウスをプレイしています。 早く次のゲームに行きたい右手を抑えてクリックに励んでいる。 設定などは好みなのです。ただ、語られていない部分が多すぎるように思えて仕方がない。行間を読め、というにも行間が空きすぎていて作者ではないのでなんのワードが埋める言葉として最適なのかが分からない。 全部やり終えたら「ここがこうなのね!」と理解できることを信じて今日もクリック演習に励みます。