aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

歳時記カレンダーを見て

7日「蛙初めて鳴く」と書いてあって「まだ鳴かないなー」と思ったら昨日か一昨日(記憶がおぼろげ)にカエルの鳴き声を聞きました。11日に「蚯蚓出る(みみずいずる、もしくはきゅういんいずる)と書いてあってミミズは5日くらいに庭で今年初めて見ました。誤差はあってもけっこう当たるものだなーと思いつつまたタイトルと本編が関係ないシリーズでした。 今回は映画「モダン・タイムス」の感想がメインです。

*光明

昨日かと思ったけど一昨日でした。チャップリンのモダン・タイムスを観ましたよ。サウンド映画で一部に音声があり、あとはセリフが表示されるサイレント映画という三段構え。 サイレントならギリ大丈夫かな……と思ったけどいきなりセリフで「おぉっとー?」と思ったけどちょこちょこ聞こえる単語と映像でなんとかわかる感じ。チャップリン演じるチャーリーが工場で働きすぎて(自主休憩も監視されている)ちょっとおかしくなってしまって病院(恐らくお脳の)に入れられる。なんというかアッパー系というかステレオタイプな感じの「変な人」の原型を作ったのってチャップリンなんじゃないかと思う分かりやすさ。でももう半世紀以上前の映画なんだよね。すごいなあ。 歯車のあいだにダイブするシーンが有名と姉と母が盛り上がっていました。確かにどこかで観たことあるかも。 一方で貧しい家の美少女が登場。ものすごい美少女なのにバナナをものすごい勢いで頬張り、裸足で街を駆け抜ける姿が印象的。 お腹が空いていたところでチャーリーと知り合い、勢い早く結婚のシミュレーションをして二人で生活を始める。この辺りはドリフとかカトちゃんケンちゃんにも引き継がれていますね。 昔こういうのみたな。けど今観てもなお新しいです。 結末までは書かないでおくとして(知りたいかたはウィキペディアさんに結末まで載っています。 こちら。)、貧富の差が激しくて将来の展望が見えないという点では今とそんなに変わらない気もする。デパートで浮浪少女(美少女)が毛皮のコートを着てふかふかのベッドで眠るシーンは幸せなのに仮初めすぎて物悲しい。 笑わせるだけではない、というところがとても素敵です。とはいえ、最初に見た黄金狂時代は喜劇と悲劇のバランスがまさしく黄金比で衝撃的すぎて忘れられないかも。妄想や夢が出てくる映画は今でも異端視されますけど当時も少数派だったのではと思います。 昔の映画をもっと見たくなる5月です。昔の映画はベッタベタなラブロマンスのオードリー・ヘプバーンの映画とか(昼下がりの情事とかローマの休日とか。好きだけどバリバリに少女漫画っぽい)ヒッチコックくらいしか見たことない気がするけどもっと見聞を広げたいなと思いました。 ヒッチコックで思い出したけどそもそもチャップリンを見るきっかけになったドリス・デイの「ケセラ・セラ」が出てくるヒッチコックの映画(このブログ内の記事に飛びます※リンク切れ)は「知りすぎていた男」でした。実はこれも見たことがない。今度探してみよう。 記事を探していたらずっとレベッカと断崖が見たいと書いていました。今以って見たことがありません。観たいなー探してみようかな。 レベッカも断崖も母が好きなのです。あらすじを話すとき早口になっちゃうくらい好きみたい。 *精神が十代を名乗る三十代のホラーさよ 「一昨日の記事がアクセス数多かったのってもしかして写真があったからか」と思ったのでなにかいい写真が古くてもいいからないかなーと思いましたが今年は写真を撮るエンジンがかからなくて殆どカスッカスで発見できず。去年撮った写真はクリスマスツリー組み立てたときの写真とか山本ゆりさんのかぼちゃのスコーンを初めて作ったときくらいの写真とか一人で三日間半過ごしてみたときの食生活とかの写真しか出てこない。ないということもないけどどれも唐突。 一人で三日間半過ごしてみたときの写真はいずれ使えそうなのでとっておくとして、スコーンの写真はこのブログで要るのか? いやいらないということもないけど唐突すぎる。 それからクリスマスツリーの写真は季節がちょっと合わないし、というかこれも唐突すぎて使えないし。もう少し日常的に写真を撮ろうと思いました。という、二十歳になりたての大学生が言いそうなセリフ(偏見)を30代のおばちゃんが言ってしまう。なんならもうアラフォーだもの。年々図太くなってきていますがメンタルの弱さはまだガラスの十代です。はやく陶器か磁器になりたい。いや。割れるものはいやだな。割れなくて折れない精神になりたい。とか、おばちゃんが言ってもな。毎日心を鍛えるしかない。あと写真も撮るくせをつけよう。 調子に乗ってきているので宮村優子さんの魂のレビューを書くかもしれません。書かないかもしれません。でもタマシーは物凄く好きです。ほかにも書きたいことがあるので明日以降(いつとは言えずごめんなさい!)に書こうと思います。忘れてしまったらごめんなさい。

追記:今年撮った写真で、トイズキャビンさんの戦国の茶器弐というトレーディングフィギュアがあって茶器の名前が書いてある札がついてくるんですけど、それの印字が上下逆さまに印刷されています、というメールをトイズキャビンさんにお送りしたところ「了解しました。写真を送ってください」とお返事がきて写真を撮った、という経緯の写真があったんですけど、それはさすがにスルーしました。 たぶん誰も見たいとは思わないよ。 一昨日のてんとう虫もだいぶ急だったけど。

追記2:トイズキャビンさんからは後日ちゃんと上下のプリントが正しいものを郵送してもらえました。リーメントさんでも「二個あるはずが一個しかない!」ということがあり、お客様センターに電話したら送ってくださったことがあるので食玩業界あるあるなのかもしれませんねー。 ドールの服を作っているので近々ドールブログを再開する予定です。