aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

でも実際には砂糖自体はそんなに好きではない


 しょっぱいお菓子が好きです。しょっぱいお菓子にも砂糖は入っているし、甘いお菓子にも塩は入っているのでそれと同じように相互作用で良いのではないかという所存です。
 面倒くさメンタルは健在です。



*いいんじゃない精神で

 姉が強烈に少女漫画的なドラマや映画に拒否反応を示す人でして、なんだったら恋愛要素キモいくらいの感じなんです。BLは好きみたいでそれだって一つの恋愛じゃんと私は思うんですけど(男女の恋愛がいやというのではなくて恋愛要素を多分に含む漫画が好きではないご様子)。
 私は子供のころ恋愛少女漫画とラブコメ系少年漫画を渡り歩いてきた人間でして、中学生の頃にBLに嵌ってそちらにがーっと行って、でも別マとかアフタヌーンとかはそれとして好きで、雑食系というんですかね、それでした。
 BLが好きというのは二十代前半くらいの頃はなくなっていて、好きではあったと思うんですがあまり自分のなかで強調しなくなっていて、BLゲームをプレイしたり小説が読めるようになった二十代後半から三十代半ばが今までの私のなかでは一番BL熱が最高潮に達していました。
 でも6、7年くらい前からまたBL小説(BLに限らず)や漫画が読めなくなってしまってそれくらいの時期から推しのBL作家さん以外のBL作品は購入していません。
 7年くらい前からは一般向けの作品も青年誌(主に講談社や小学館)の作品も女性誌の作品も読むようになりました。
 自然な流れでしたし、BLをまた読みたいとなるのも自然なことなのかもしれないと思ってそのときは身を委ねようと思っています。
 最初に書きたかったことに戻ります。
 青年誌でも少年誌でも恋愛を扱った作品は多くあるし、男性だって女児向けの着せ替えゲームソフトのようなものに興味があったり女の子の服はバリエーションが豊かだなと思ったりしている側面もあるように、男性も女性や恋愛に興味がないわけではないと思っています。
 私は昔の性的虐待的なホニャララで性癖がねじ切れている部分があって自分が憑依するタイプの少女漫画やゲームはさほど好みません(そういうジャンルもありだと思っていますし、批判する気持ちはありません)。
 私の好きな漫画のタイプは、主人公たちのようには絶対になりたくないけど応援したくなる作品だったり、一歩引いたところで主人公たちを観ている漫画が多いです。友達目線で読みたい感じです。あまり分かってもらえませんが。
 それらは少年誌や青年誌での恋愛要素のある漫画が多くなってしまうけど、恋愛要素があるから脳が砂糖で詰まっている漫画というレッテルを貼られるのは悔しいし、そういう意見はシンプルに発展性がなくてつまらないです。
 ゲームの話になりますが、私は坂口博信さんが携わっていた頃のFFファンで、発売当初FFXVにあまり良い感情を持っていなかったけど、プレイして好きと言える人は格好良いと思うし尊敬しています。
 影で腐す人より全然良いです。それはFFXVIでも同じだと思っています。楽しんだもの勝ちみたいな。私はPS5を持っていないのでやる・やらない以前なんですけど、もし持っていたらプレイしたと思います。面白いかどうかの判断は人によって違いますよね。
 それと似たような心理でいてほしいというととても烏滸がましいですが、恋愛要素のある漫画を「お砂糖詰まってんな」と腐すのでも「私は興味ないから話さないで」と拒否するのでもなくて好きな気持ちを分かり合うのは無理でも軽く「いいんじゃない」と受け流せたらいいかなぁと思っています。私自身にも言えることです。

 それとはまた別としてどんなジャンルにせよ多からずとも男女に関わらず恋愛っぽい要素があると作品に奥行きが生まれるかな、という気はしています。