aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

流行りの映画はきらいかね


 ジャン・コクトーの美女と野獣を子供の頃観ていて野獣が人間の姿に戻るところだけ見逃してショックすぎて今も観られない。記憶上書きをするためにも観ようかな。
 流行りの映画は多すぎてついていけていない。あと長い映画も避けてしまいがち。
 長いというワードで思い出したけどCSゲームソフトのロンギングは少し気になっている。




*映画にはわりと保守的

 私は映画を観るのがあまり得意なほうではなくて同じものを繰り返し観る傾向があるんですが、二大巨頭がミュージカル映画です。

 一つは子供の頃に観て影響を受けまくったサウンド・オブ・ミュージックです。サントラ50周年アニバーサリーエディションで映画とさほど変わらない音楽が収録されていて嬉しかった。40周年のもあるけどカットされまくりなのよね。
 インターバルがあるくらい長い映画なので観るのに勇気が要る。My Favorite Thingsのシーンとマリアと大佐がフォークダンスを踊るシーンが好きです。
 それと修道女たちが「歌はだめだと言っているのに」と歌でぐちるところ。ギャグすぎる。あのシーンで英語を覚えたなぁ。つたない英語だけど。

 そいで、もう一つは二十代後半の頃に出会った雨に唄えばです。
 今思うとジーン・ケリー演じるドンはどれだけ若い女の子を好きになっているのよ、という感じも覚えるのですが歌とタップダンスが最高なんですよね。映画オリジナルの歌は少ないらしいと知ったのはつい最近なんですが。
 その代わり、と言ってはなんなのだけどグッド・モーニングがクライマックス感強くてそのあとの流れが少し冗長に感じてしまうんですよね。リナが雨に唄えばを歌うシーンはコントっぽくて好きです。本当の声も素敵。

 今思うとこの二つの映画ってミュージカル以外に「おじさん(に近い年の男性)が若い女の子に惚れる」という要素があるんですよね。
 音楽の素晴らしさなどで私のなかではいまいち埋もれ気味だけど。
 おじさんが若い子を好きになるのは逆のおばさんが若い男の子いいわよねもあるのでなんとも言えんけど「騙されてない!? 大丈夫!?」となるので私も年をとったのだなぁと思います。
 雨に唄えばのウィキペディアを読んでいたらキャシー(ヒロイン)役のデビー・レイノルズさんが後年に「人生で苦しかったのは出産と『雨に唄えば』だった」と言っいていたと書いてあってほかの文献でも「ジーン・ケリーとはもう共演したくない」とも言っていたようにも記憶しているので(正確な記憶ではないです)よっぽどだな、と思った。でもデビー・レイノルズがかわいくて何度も観てしまうけど。
 DVDだったかブルーレイも持っているのだけど映像が一番美しいのは配信らしいので動画配信サービスで観ています。リマスターもされていてきれいだし、翻訳も細かい!
 今までなんと歌っているのか分からなかった部分も訳されている! 嬉しい。
 配信はアップデートが早いですよね。
 それはそれとしても現物も一応手元には置いておきたい派ですが。

 好きな映画がわりと固定されていて一番観るのは

・バック・トゥ・ザ・フューチャー I・II・III
・雨に唄えば
・サウンド・オブ・ミュージック
・オズの魔法使
・ヒッチコックの映画

 辺りです。チャップリンも好きです。
 流行りの映画はあまり観ないほうなんですがコナンとマリオは終わる前に観たいなぁと思っています。遅いけど。
 最近観た映画はレディ・マクベスでした。感想はいずれ書きます。過去の好きな映画の傾向からは逸脱しているけど心に強く残りました。好みかどうか訊かれたらたぶん好み寄りです。