aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

おたくなのかおたくではないのか


 ライトエンジョイつるつる上澄み層のおたくです。



*こいつやはりおたくなのか……?

 銀の匙のティースプーンを一年くらい使い倒したので燕三条のステンレス製のジンベイザメのスプーン(小さめ)とクジラのスプーン(やや大きめ)とサメのナイフとフグのバターナイフを買ったよ。かわいい! 全部合わせても安い! コスパ良い! 特装版の漫画の特典は愛でて楽しんだほうが良いなと思った。
 そうは言いつつも特典類にあまり興味がなくなってきました。描き下ろしの漫画リーフレットなどにはつられてしまうけど。
 なぜかと言えば特典類のグッズは弱くて脆いからです。
 私の手荒すぎる普段遣いには耐えられない。
 なので、というかあるときに「オタグッズではないコップが欲しい」と思って私の部屋でタンブラーを買ったときに道が開けた感じです(いつかも書いたが)。
 そんな私ですが、そんな私ではありますが、安野モヨコ先生の百葉堂の手ぬぐいは購入してしまいました……。柄も色も好みだったんですよ……。運動時に使い倒す予定です。



*深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ

 死刑囚の人の記録やあさま山荘事件(正確にはその前に起こった山岳ベース事件)のことが知りたくてよほどの高値ではない本をできる限り集めて読んでいる。ハコヅメを読んで警察という組織を知った前提で読む佐々淳行さんの警察側から見た事件の様子も手に汗握るものがある。
 行き着くところまでいってしまうと今度は犯行に及んだ人の記録も読みたくて永田洋子氏の著作にも手を伸ばしはじめました。
 あとは泥臭い日本の民俗学と歴史を読みたくて赤松啓介氏の著作と永六輔さんの随筆を。
 こうして考えると小説を読む機会は本当に減ってしまった。読みたくないわけでは全くないのだけども、事実は小説より奇なりすぎが悪い。他罰的だわ。