aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

ほかにも理由があるけど



 加藤鷹さんが「心霊写真には女性も男性も局部が写っていないから嘘」と言っていた(コラでなければ)のも納得した一因かも。幽霊になっても局部を出すのは勇気が要るものなのかな。
 あとホラーゲームを作っている会社に幽霊が出てファブリーズで撃退する話とかも好きです。空気がきれいになるから逃げるのかしら。部屋の窓は適宜開放しようと思ったお話。



*すべて「だったらいいな」の一言でふんわり包んでいます

 精神を病んでいる人はスピリチュアルに嵌りやすいイメージ(あくまでイメージ)があるように思うけど私はスピリチュアルというのは65%くらい信じていないです。ということはけっこう信じているんじゃんみたいになるけど残りは「しんだ人が夢枕に立つ」みたいなの用です。それはあったらいいなと思うし夢枕に立つのにはお金もかからないから……。
 あとは手相を見るのはけっこう好きで手相とホロスコープは統計学だそうだし、もしそれに添うようなこともあったら面白いので信じたいな、というのがもう少し。でものめり込むと怖いので全部ひっくるめて話半分と思うように心がけています。

 姉が子供の頃からオカルト本好きで、心霊現象の本を持っていたりオーパーツの本を持っていて私は泣きながら「怖いよー」って言って読んでいました(そ、そういうところ……)。
 でも心霊写真はないなと90%くらい思っています。理由としては父が長年カメラマンをやっていてそういう写真を撮ったことがなかったことが一つの大きな柱です。
 なのに10%あるというのはどういった理由かというと、私が生まれる前に父が椎間板ヘルニアを患った際に頼れるところがなくなり、近所で評判の念力少年に見てもらったというエピソードがありまして。
 いわく「あなた(父)は優しいから旅行先で撮った写真と持ち帰ったものに悪いものがついてきてしまったみたい。お焚き上げしてもらったほうがいい」と言われて、そのときの写真も思い出の品もなにも残っておらず、紆余曲折はあったけれど父の椎間板ヘルニアは治ったことが5%。
 スピリチュアルとはまた違う気がするので書くけどPK、ESPは基本的には信じている派です。
 それともう一つは訳アリで安くオールドレンズを購入された漫画家さんが「そのレンズの写真を撮ろうとすると内側に人のようなものが映るため廃棄した。みなさんも訳アリ品には気をつけて」と言っていらしたことが5%くらい。作風的にもそういうことを言うかたではないためとても信憑性がありました。

 書き出してみるとスピリチュアルにも様々な種類や切り口があって一言で信じているとも信じていないとも断ずることはできず、思っていたより難解でした。
 PKやESPは人間が元々潜在的に持っていたりする力だと思っているけどスピリチュアルだと思う人もいるだろうし、それを否定する材料も私は持っていないかな。



*もうひとつのスピリチュアル

 信じているようないないようなスピリチュアルな世界がもう少しある。
 前世というのは最近はあまり信じていないけれど何年か前にテレビでも取り上げられていた(南明奈さんも少し触れていた)中間世という、前世でも生まれたあとでもなく生まれる前の記憶を持っていた女の子の話。
 私の記憶が確かなら妹さんが先に生まれるはず(双子だったかも)だったけど流れてしまい、自分が先に生まれて妹はあとで生まれてきた。妹と自分は生まれる前からとても仲が良かった。
 みたいな感じ。
 なぜこの話を信じてしまっているのかというとうちには私の前に流れてしまった子がいるのです。
 件の女の子の話では「妹はお菓子を取りに戻った(親御さんが言うには栄養が足りなくて流れてしまった)」らしく、もしその話にうちの話を乗せると、生まれる前にたぶん私は姉と一緒に行動していたんですよ。で、姉が「あの家(我が家のこと)っていいと思うんだ」って言って生まれていって私はいいな! いいな! と思って焦って生まれようとしたのかな? その結果が栄養不足で流れてしまったのかな? そして執念深い私なので意地でもこの家に生まれるんだと思って機会を狙っていたのかなあと思ったらなんかいい話風じゃないですか。
 でもそれも完全に「そうだと思う!!」と信じ切って浸っているわけでもなく、「だったら面白いな」と思うくらいで実際は流れてしまった子もその存在を自分だとは思わず家族の一人という認識です。自分だったらもう自分のお墓があるのか、みたいな不思議な気持ちになったりしますけど、まあまあのまやかし。
 信じきれない、煮え切らないからなにか一つのことに嵌ることができないのかなー。
 自分自身がなにか一つのことに嵌ることも没頭することもなく強烈なオタクにはなれず、現実に存在したんだレベルの一般人だなと思った。