aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

この話は明日につながるようでつながらないかもしれない


 メインテーマは殺人を注文したのは少し前なのにそのあとに購入した安野モヨコ先生の「美人画報」シリーズを一気読みしてしまいました。私ってそういうところがある……。


*凄い角度と勢いをつけて小説が読みたくなるときがある

 唐突に小説が読みたくなってかねてより気になっていたアンソニー・ホロヴィッツ作の「メインテーマは殺人」を注文した。本来であれば「カササギ殺人事件」から読むべきなのだろうけど「カササギ殺人事件」は上下巻なうえに続編ももう発売されている。「カササギ殺人事件」を読んだら瞬く間にシリーズ二弾の「ヨルガオ殺人事件」も読みたくなるだろうし、そうなると突発的に5冊の小説を買うのは財政的に厳しいし、予定も立てずにいきなり5冊の小説を買うのはなんとなく自分の道徳的に躊躇われて恥ずかしい。
 そうして順序的には中途半端だけれどまだシリーズの一冊目で二作目も出ておらず、アンソニー・ホロヴィッツ作、という安直な理由で「メインテーマは殺人」を選んだのだった。
 営繕かるかや怪異譚はまだ読み途中です。少しずつ家にある小説の牙城を崩したい。


余談:ミステリの女王の作品にチャレンジ

 アガサ・クリスティの作品で読んでみたいのはドラマが面白かったトミーとタペンスです。
 彼の人の作品はほぼ未開の地で、オリエント急行殺人事件くらいしか知らないアガサ・クリスティ原始人です。あとドラマ版のポアロを何作品かつまみ食い程度。
 ナーサリー・ライムが出てくるとかなぞらえとか断片的には知っているのですが読んだことはほぼないです。誰もが知る名著、チャレンジしてみようと画策中です。


*人形好き

 うちの人形好きの祖である母はドールなどに偏見もなく、フィギュアも高い高い、とは言うけれど造形に文句を言うことはあまりない。
 母自身人形遊びをして育って今では運慶の仏像が好きだといい、展覧会にも行ったほどなので血中人形好きの濃さを感じる。
 運慶作の仏像を見てもらうと分かると思うのだけど、目に水晶を使ってリアルな質感を出したりしていてアプローチが近現代の人形と似通うところがあって仏像であるない関係なしにとても美しい造形物なのです。
 父は色々なものをコレクションしていて特に弱かったのは限定パッケージデザインの缶だったりしたけれど人形が好き、という話は父も親戚からもあまり聞かない気がする(好きな方がいらっしゃったらすみません)。
 一方の母方は一番上の伯母が人形を作る趣味があったり、二番目の伯母もフランス人形かなにかを持っていた記憶がある。宮城といえばこけしだし、土地柄みたいなものもあるのだろうか。

 余談ですが姉と私はフィギュアやドールは好きだけどこけしは若干苦手です。子供の頃に怖かった名残があるのかね。