aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

私にすくえるものがあるだなんて


むしろ救ってくれよの立ち位置だろうに、すくおうなんて烏滸がましい。それでも自分でできるきれいなこととして、作者さんに還元できるように本は予約するか究極は電子書籍で買っています(紙書籍で中古で買って電子書籍を購入することもあります)。
 作家さんをすくおうなどという高尚な考えではなくて面白い作品を提供してくださったお礼です。でも電子は自己完結してしまうのでなるべくなら避けたい。安く買えたりもしますけどね。安く電子書籍で買うことがきれいかどうかは今は少し置いておいて。


*読後感がつらいです

 麒麟の川島さんがおすすめしていた米代恭先生のあげくの果てのカノン、どこを探しても一向に見つからないし完結作なので重版も難しいかなと思って久しぶりに電子で買いました。今月末で切れるポイントとクーポンを使ったら紙書籍よりかなりお安く買えましたよ。電子のいいところっすな。
 感想! 感想を書きたいけど来月の一日まで寝かせておきます。同作者様の往生際の意味を知れ!は今のところ好みの流れなんですがあげくの果てのカノンは好みが分かれそうな終わり方でしたね……。「読んだら「不倫は人を不幸にする」って思う」というようなことを川島さんが言っていたけど本当に主人公の周りが不幸だらけでした。
 あと個人的な感覚なんですが「あげくのはて」と打つと慣用句として「挙げ句の果て」と全て漢字で出てきてしまうので(あげくの果てという言葉は変換候補にない?)「あげくの」と打ってリターン(確定)、「果て」変換してリターン、「の」リターン、「カノン」変換してリターン、と打って探すのが地味にくたびれました。タイトルの文字列をしばらく忘れない自信があります。作品名を忘れさせない戦略の一つでしょうか(考えすぎ?)。それともなにかストーリーと絡んでいる部分があるのか。


*侘しいし寂れているけど侘び寂びってこういうことじゃないよね

 ずっと寝かせている織物があります。教材で、宿題になっているもの。石油がなかなか買えないため普段は歩いて暖をとるかこたつにこもっていることしかできず、なかなか作業台に向かえない。
 貧しさって罪ですねー。SDGsって2030年までに貧困をなくすのも目標のうちの一つだそうですが自国の貧困は救ってくれないの? とか思ったりして(いじましい)。いや世界的な貧困国よりは恵まれているのでしょうけど、しかしながらの貧困層。絵日記ブログやエッセイなどを読んでいても生活が端々に出てくるため格差社会は感じますね。私のような貧困層にいるのに変に情報を発信しようとしているほうが珍奇なのだろうけども。Twitterには似た境遇の人がいたりするかもしれないが。
 差し当たって私にできることとして、なるべく早く暖かい日に習作を完成させないといかんですね。そして復習もしなければ。