aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

2021年9月に読んだ本

9月はずっと織物と編み物をしていたので記録史上最低に少ないです。10月は精進します。

*9月に読んだ本

悪役令嬢転生おじさん(2巻) /上山道郎

再読です。何度読んでもグレイス・憲三郎の懐が大きくて温かい気持ちになります。名前を忘れないように扇子にメモっておくのも中高年あるあるの考え方かもしれないですね。それに対する娘の日菜子の突っ込みも冴えています。

未来の想い出 /藤子・F・不二雄

こちらも再読でした。今が正しい未来なのか? 過去が間違いだったのか? 夢と現実が混じり合う胡蝶の夢のような(正確には違うけど)終わり方ですよね。そこが知らぬが幸せな点であり、怖くもあるところです。ジョン・タイター、もしくはシュタインズゲート風に言うと世界線を超えてしまったんだろうなあという終わり方でした。F先生にしてもBTTFにしてもジョン・タイター出現以前に違う世界線の話を考えていた人の話を読むと自分の考えがいかに狭いかということを思い知らされます。

合コンに行ったら女がいなかった話(1巻・2巻) /蒼川なな

ガンガンONLINEさんで「1話と2話を読むとボーナスコインをもらえる!」と書いてあり、「ニア……アレなやつなのかな?」と思って少し気になって読んでみたらそういった話ではなくて予想を良く裏切られて気持ちがよく、2話まで読んだ時点で続きが気になって1巻と2巻を購入していました。今も続きが気になっているのですが3巻発売は2022年とのことで、一日千秋の思いです。それぞれが上手く行くといいなあと思いながら読んでいます。 蒼川先生の過去作の「女装コスプレイヤーと弟」も面白そうだったので読んでみようと思います。 グレーなところのギリギリを攻める先生ですね。でもそこが面白いです。

芋くさ令嬢ですが悪役令息を助けたら気に入られました(2巻) /作・桜あげは 挿絵:くろでこ

1巻は「これから領主生活が始まる!」という感じで意気揚々、順風満帆な終わり方で面白かったのですが、2巻はワイバーンに対する赤ちゃん言葉のシーンが多く感じたり(恥ずかしくて少し苦手な場面)、途中からまとめに入っている感じでしたがまとめかたが大雑把に感じられて若干読みにくかったです。2巻で終わりなのかな。3巻も出るのかな。良かった点というとアニエスの弟が「自分の家のしきたりは古臭いしこんな時代錯誤な服を着るのは恥ずかしい!」という意識が芽生えて親に言えたシーンでした。アニエスの世界の時代が現実世界でどのくらい昔なのか分からないけどコッドピースは現代に近くなるほど恥ずかしいかもしれないよね。

ということで9月に読んだ本は再読を含めて5冊でした。少ないですね。本当に少ないよね。 来月読みたいと思っている本は赤髪の女商人の2巻、女装コスプレイヤーと弟、ダストボックス2.5、スキップ・ビート!、エリスの聖杯辺りです。小説も読みたい。 読みたい本に対しての体力がまったく追いつかないです。 織物をやりつつ本もうまいことやっていきたいです。 余談ですが1月から月間読書感想をやってきて今更やっとちゃんとしたカテゴリを作ってみました。

追記:前月分の文章からテンプレートを引っ張ってくるのですが「*8月読んだ本」の文を引用して直さなかったので読みにくくてすみませんでした。修正いたしました。