aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

織物のこと 03

*めっちゃいい糸(メーカー名知らない)

前回織っていたときに「この糸めっちゃいいじゃん! もう一玉買お」と思ったので糸に付いていたタグ(の切れっ端)を持って翌日母に手芸店に連れて行ってもらいました。 しかしJANコードとパターン名で探すも同じメーカーのものは見つかるもののその糸は見つからない。そんな折に 「ごめんなさいねえ。また在庫をお願いしちゃうわー」 という馴染みのお客さんっぽい方の声が……。 「そっか……在庫を探してもらうという手もあるのか……」 と悪魔か天使かわからんけど囁かれて 「ちょっと在庫があるか訊いてみる!」 と決意風の発言をして品出しをしていた店員さんに 「あの、この糸の在庫ってありますか?」 と訊いてみることに。訊くのは別に良いと思うけれど持っていたタグが中途半端に切れていてどこのメーカーのものなのか一目では分からず、店員さんに 「えーっとー……どの糸ですか?」 と困り気味に聞き返されてしまう。そこのメーカーの糸の一角は分かっていたので「この糸のシリーズなんですけど!」と切れっ端片手に自信満々に言ってみました。すると店員さんが切れっ端を手にとってくださって「もしかすると廃番かもしれませんけど、探してみますか?」と言ってくださったので若干不安になりつつお願いすることに。 パソコンとにらめっこをすること数分。店員さん微笑み昇天顔で「廃番でしたー」と相当探してくださった様子だったので「お手間かけてすみません。ありがとうございましたー」と返して、母と相談しながら同じメーカーの違う品番の糸を探し始めたとき、その店員さんが「あのー、もしよかったら他店の在庫を探してみましょうか?」と提案してくださり、「おおおおお願いします!」と喜びのあまりちょっと変なテンションになりながらお願いしたら他店に七つほど(品数はフィクションです)あるとのこと。 「どうします?」 と訊かれて、在庫があったら二玉欲しいと思っていたけれど廃番なのならもう少し欲しい。でも七個は買えない。 「み……三つでお願いします(フィクションじゃない数)」 「三個で。承りました!」 どんなに頑張っても一つしか増やせなかった。その後、店員さんに「でも本当にこれで最後だと思いますよ」と念を押されて「うぬぬ……」やはり四つにするべきか(何故か一個ずつしか増やせない)とも思ったけど経済的に難しいので三玉で良かったと思います。 という糸を使ったコースターを今回アップします。前書きが長くてごめんなさいよ。 よく知らないけどイタリアの糸みたいです。ずっと好きで使わせてもらっているメーカーだけどしょっちゅうお気に入りの品番が廃番になっているので好みの染を見かけたら三玉四玉買っておいたほうがいいのかもしれないね……。買える範囲&買い占めにならない範囲で。

*経糸は見せるように織ったり見せないように織ったり時々で変えています

これは前回と同じ品番の種類です。 この品番はこの前行った時点では在庫あった感じだったし、レギュラー商品なのかな。

これも前回と同じ品番のものです。 暖色と寒色が良い具合に混じっていて夏っぽい糸ですね。

 ここから先が件の糸で織ったものになります。

何段か織って「あ、なんか好きかも」とビビッときました。 特に緑ゾーンの若草と苔色が混じった感じのところが猛烈に好きです。

これはお世話になっているかたにもらっていただきました。 緑とピンクと紫、どれも好きな色です。 喜んでいただけたみたいで嬉しかったです。

暖色メインの組み合わせになりました。 紫がアクセントになっていますね。 明るい色が好きなかたのところで使ってもらえたら嬉しいです。

 出来上がっているのは以上となっています。今も作っているんですが織り終えていないので写真は撮れないのです。 *おまけのヒボタンとプンクターツス

ヒボタン。 元気でいてくれー。

プンクターツス。 丈夫そうだけどお迎えした途端に天気が悪くなったので環境の変化によるストレスと天候不順で枯れないか心配です。