aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

2021年2月に読んだ本

小説というのか、ノンフィクションも読みました。

*2月に読んだ本

鬼滅の刃(13巻~18巻まで) /吾峠呼世晴

ハレ婚。(5巻~8巻まで) /NON

デリバリーシンデレラ(全11巻) /NON

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…絶体絶命!破滅寸前編(2巻) 原作/山口悟 キャラクターデザイン/ひだかなみ 作画/nishi

あの子がデリバリーシンデレラになるまでNON短編集 /NON

シーラという子 /トリイ・L・ヘイデン

タイガーと呼ばれた子 /トリイ・ヘイデン

二月に読んだ本はおおよそ26冊くらいです(一部省いている本もあります)。

鬼滅の刃は盛り上がってきていますねー。遊郭編のアニメ化も決まりましたし、炭子たちの活躍が早く見たいです。けど、その前に原作を読み終えてしまいそうです。

ハレ婚。は一度頭をからっぽにしてから1巻から読み直そうと思っています。差し当たっては今月からですね。ただ記録では3月は9巻からのカウントになってしまうと思います。アプリの仕様上仕方がない。前の記録も消したくないし。

デリバリーシンデレラは一ヶ月のうちに2、3回読み返しました。やっぱり7巻か8巻あたりまでが好きなんですよね。雅美に幸せになるなと言うつもりはないんですが泣きそうでいて強気な雫さんの表情がなにを伝えたくて、なにを拒んでいるのか結局わからないままでした。この先もわかるようになる自信がないです。

はめふら絶体絶命!破滅寸前編の2巻も飛ばしていましたね。原作と同じように次なるターゲット(?)のキースが中心のお話でした。漫画だとすぐに読み終えてしまう。次巻が待ち遠しいですがもう数回は2巻をなめるように読みたいと思います。

シーラという子は十代の頃に読んだきりでしたが随分記憶と齟齬がありました。十代の頃、私はなぜかシーラをずっと黒人の子だと思っていて、そういう思いで読み始めたらはちみつ色のブロンドの少女、という記述があって最初のほうはかなり想像するのに困りました。結論から書くと私の探していたトリイ・ヘイデンの著書はシーラという子と、タイガーと呼ばれた子のどちらでもありませんでした。 読み物としてはとても読みやすい(ただトリイはけっこう短気な気がする)のでほかの作品でも前に読んだシーンを思い出すため探してみます。

タイガーと呼ばれた子もシーラの話だけど、シーラとアレホの話がとても良かったです。シーラがオレンジの髪というところから入りますが、髪の色とかそういう部分の想像力がないのか、全く意味がわからないまま読み進めていました。ブロンドの子の髪が脱色でオレンジというのが想像力の外すぎる。黒の髪の子や茶色の髪の子だったらまだ想像しやすいのですが。 シーラのことで感じたことがあるとしたら、シーラが(タイガーと呼ばれた子のなかで)ジェフに惹かれた、好きになったというところは、性的虐待を受けた経験から絶対に自分に性欲を抱かない人(性的嗜好により)を無意識的に選んでいたのではないかなーと思いました。 自分の話になってしまいますが、私自身は性的虐待うんぬんは関係なく「この人と結婚したい、この人以外になるなら結婚はしたくない」と思った相手が自分より年上で、なおかつ年上好きの人で一生結婚はしない、って言っている友人でして、私も無意識にそういう人(自分と結婚しない人)を選んでいたのではないかな、と思ったことがあったのですよ。 そういうのって妙に鼻が利くときがあったりしますよね、という話です。 シーラという子を読んだらタイガーと呼ばれた子も読んでほしいです。シーラという子も深い話だけどもタイガーと呼ばれた子はよりシーラの内面を深く切り取った話でした。シーラという子が一つの教室のなかでのシーラの話だとしたらタイガーと呼ばれた子はシーラそのものにスポットライトを当てた話だと思うのでぜひ。

追記.トリイ・ヘイデンの著書で気になる点があるとしたら多からずの、ソフトではあるけれど人種差別的な表現があるところです。それでもアントンにしても「凄い努力!」となっているしアレホに関しても「可愛い子!」みたいになっているので完全な人種差別ではないのがややこしい。些細なことですが、きっとこの人は肌の色で差別されたことがないんだろうな、とはちらりと思いました。