aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

時を駆けるマグロだったのだ

だったのだ、というほどのものでもない。 全然関係はないけどGCCXがXIに続いてサイコドリームも面白い回でした。また見よう。

*おまえはマグロかなにかなのかよ

昨日は経糸を巻き取るだけで精一杯でした。350mともなると巻き取った糸が塊みたいです。チャコールグレーの巻糸が、最初のほうは全裸の貞子みたいでしたが、こんもりし始めてきたら今度はお盆の時期のナスみたいに見えました。今は単に糸の塊です。糸がこんがらからないようにする紙も追加で二枚作ったので多少糸が増えても大丈夫そうです。部屋が紙でいっぱいになるのが若干のストレスにつながっていますが。 明日糸を張って織り始めます。機織りをしていないと自分は存在していない生き物的な感覚がしてしまいます。しかもその出来も大したことはないという。

*漬けるのが好きなのです

久しぶりにぬか床を足しました。ついでに鰹節と煮干しも。カブと大根のぬか漬けが美味しい季節になったので漬けています。それと昨日は煮玉子と温泉卵を作りました。温泉卵は昨日の昼食で食べましたが煮玉子は漬けたままです。今日、ぬか漬けと一緒にお米のお供にします。 一昨日食べたカブのぬか漬けは表面がトロっと、中がしゃきっとしていて美味しかったです。恐らく今年一番の出来です。

*三十代以降に'90年代声優さんソングに嵌り始めたのも一因かもしれないです

紅白落選のワードが数日前のトレンドに登場し、なかにはYOASOBIさんというワードも見かけました。コミックエッセイ「えむふじんがあらわれた」さんに登場するえむおくんが愛聴するアーティストさんだと噂はかねがね伺っておりましたがいろいろな場所で目にする機会が多くて「やはり若者に人気なのね」という確かな実感と、「もうこの家には若者がいないのだな」というずっしり体にめり込むような実感がありました。 十代の頃はBUCK-TICKを愛聴し(現在も現役で聴いている)、新居昭乃さんを耳で楽しみ(今も聴いている)、ZABADAKにのめり込んだり(今も以下略)、アニメ・ゲームのサントラや洋楽を始め世界の民族音楽の扉を叩いたりしていました。 十代、二十代でそのとき流行りの曲というものもある程度知っていましたが自分の好みはあくまでマイナーなのだと思って深く気にしておらず、そのまま二十代にスライドしてBBSを聴き始めたり洋楽もいろいろ手を出し始めて、三十代になって十代から背負ってきた音楽の好みがやっと身に馴染んできました。しかし途端に、「おじさんおばさんはあまり知らなくて、若者のあいだで流行っている曲」を全く知らない自分に改めて気がついて中年の烙印を押された気がしました。 好きな音楽は好きな音楽でこれからも聴き続けるので良いのですが、webサイト巡りもSNSもそれなりにやっているのに世俗に疎くなった自分にたぶん一番ショックを受けている。 もう少しアンテナを広げよう……。