aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

実際に野球というと

父が野球好きで男の子が欲しくて、姉が生まれるまでずっと男の子の名前しか考えていなかったり、今はもう家にないかもしれないけど子供とキャッチボールをする夢を飽きらめきれずに購入したグローブと野球用の硬式ボールが家にありました。姉はそれなりに野球の知識があるみたいですが私はスポーツ全般に関してどうも覚えが悪く、一年に一度だけ少し覚えて翌年には忘れているのを繰り返しています。父が亡くなってから野球の話が飛び出すことも少なくなりました。

*男の子で野球部だったらモテたかも(肩だけ)

自分の肩を改めてまじまじと見ると、 「女にしては肩幅ありすぎだよなぁ」 と、いつも何歳になっても思います。十代の頃は白いトップスも着られたのですが、お店でおねえさんに「お客様は肩幅がおありなのでダークトーンを上に持ってきて明るい色を下にされるとお似合いだと思いますよ」とアドバイスしていただいて以来、肩幅以上に肩幅を主張する服は着られなくなりました。気づかせてくださったのはとても感謝しているのです……コンプレックスが増えはしたけど言ってくださらなかったらそのまま恥ずかしい格好をしていたと思いますし。 そもそも母方はそんなに主張する肩幅ではないのです。強い肩は父方です。何度も何度も書いているので耳タコならぬ目タコだと思いますが父はアメリカで「メキシカンか?」と聞かれたほどなんというかペルーっぽいというか南米っぽいというか、顔も体も濃ゆい雰囲気でして、亡くなる少し前は日本人に戻っていましたが、父方の伯父もやっぱりインカ帝国っぽいので私の肩は完全に遺伝ですね。姉はさほど主張しない肩なので羨ましい。姉の顔はどちらかというと父親似の華やかな顔立ちで、私は右半分が母寄りで左半分が父親寄りです。顔のなかに混在しています。私の手は父親似のマムシ指です。生前「それは器用な指なんだよ」と言って父が慰めてくれましたが、父が亡くなってから「いや、私めちゃくちゃ手が不器用なんだけど!」とフォローの鬼の母ですらフォローできないほどの不器用と判明し、父に会ったら突っ込みたい気持ちで一杯です。いや父なりの優しさだったのだと思いますが。 それで、姉は手が母親似ですらりとしているの。ドラえもんがしずかちゃんのすらりとした指に憧れる気持ちが私には良く分かります……。 足のほうは私は母親似。なんでかは分からないけど母方の祖父の足首に似ていると言われる(祖父は子供の頃に召されたのであまり知らない)。そして腫れていると言われる。腫れていなくて元々そういう形です。 そして、姉の足は父親似です。両親ともに幅広甲高ですが父は肉厚感は強かったかも。姉妹で遺伝箇所が逆なのが変な感じというか面白い。 血って脈々と受け継がれるものなんだなぁと思うけど、もやしもんであったとされる(集めているけどそこまで読めていない)同じものを食べると摂取する菌が同じものになるから性格が似てくるというお話は夫婦間や血の繋がりがない家族にも優しい話だな、と思って勝手に好きです。 私はドビンボーゆえあまりお惣菜を買って食べないし、母はお惣菜は基本的に好きではないからあまり食べない、という偶然の一致でほぼ同じものを食べているせいか、どことなく似てきている気がします。 姉はお惣菜もレトルトも大好きなので(妹は体が心配です)というだけではないけど、うちのなかでは父がいた頃から少し異質な感じでした。 なんというんだろう、発明家気質というのかな。自分はこう思うからこうするし、家族であっても理解を求めない、というか、うまく言葉にできないのですが。良くも悪くも先入観が殆どないのがすごいな、と傍で見ていて思います。なのでネットでバッシングされているゲームでも「自分はこう思うから好き」と言ったり。否定意見はなるべくなら聞きたくはないみたいです(妹は気を遣うよ)。 姉は本質的には寂しがりだと思うんですが強気と寂しがりが表裏一体すぎてそういうことが外に言えないんですよね。言うと攻撃的な言葉になってしまう。母がなんとかもっと、かつマイルドに外に言える環境を少しずつ作って行っているみたいです。昨日(一昨日)の記事で姉は怒りに支配されていると書いたけど、私も姉の怒りに支配されているなと気がついたので自分が感じる支配からなるべく逃れる努力をしようと思います。

※明日の記事で多分矛盾したことを書くと思うので戯言だと思って流してください。

*余談

最後に今日一番驚いたことを。 今日もメールフォームの管理画面を見ました。相変わらず0件かと思いきや、いや、来ているぞ、なんか変な文面のメールが来てる! やだ怖い!! と思いつつよく見たら先日のメールフォームを直した時に自分で送ったテストメールでした。ふざけた文面にしたのをすっかり失念していました。自分の一番の敵はふざけている時の自分かもしれない、と思いました。 追記.容姿が似ている人は三人いる、と良く言いますが、父の場合は若い頃は八波むと志さん(マイルド)、晩年は牛島辰熊さん(ハード)に似ていました。ぱっと見の感想ですが、想像の足しにしてください。