aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

アルバムの購入理由


 みんなが買っているから買わなきゃと思って買うのはなんか違うと思って、自分なりの理由が欲しかったのです。そこに至るまで発売から一ヶ月くらいかかりました。

*心に触れたこと
 ずっと昭乃さんのブログを過去に遡って読んでいたら色々発見がありました。またの機会に書くかもしれないし書かないかもしれないのが自分でも悩みどころです。確定事項じゃなくてすみません。
 それとは別に購入を躊躇っていたツバメを買おうかなと心を決めたことなど書こうと思います。

 ツバメというアルバムの購入を迷っていました。何故かというとトレイラーや試聴で聞く限り全体的な雰囲気があまりにもダークだったのです(保刈さん作曲のIn My Tearsはライブで聴いて好きでした)。
 しかしながら「なにか取っ掛かりはないか」とリトルピアノ9のモチーフになった「幸福の王子」のツバメの話を昭乃さんのブログを読んで、リンク先の童話の幸福の王子を読みました。
 子供の頃に読んだことがあったのですが、こんなに絶望的に悲しい話だったっけ、でもどこかに希望があるのを子供の頃に感じたかな? と顔をぐちゃぐちゃにしながら思って、その物語のツバメがモチーフ、というのでかなり心がグラっと揺れました。
 そのあと、それでもやっぱり悩んで、決められずにいてフライングドッグの昭乃さんのページを見たらライナーノーツがUPされていて、食い入るようにして読みました。
 花の行方という曲の作られた逸話が、大事な友人が若くして亡くなったことを思って作ったと書いてあって、二十歳を迎える前に命を絶った大事なともだちのことを思い出して、きっとこの曲は好きになると思いました。
 他にもフルで聴きたくなる曲が目白押しでした。全曲解説はこちらです。
 父への思いも昇華してくれるかしら……とアンニュイ気味に思いましたが父はなんというか亡くなった気がしない(随所で存在をアピールするし)ところがありますが、昭乃さんの曲が好きな父もきっと一緒に聴いていてくれると思います。
 届くのが楽しみです。
 ツバメというアルバムが絶望に似た希望だとしたらAnother Planetは新居昭乃という人の人生の始まりを集めたような、不安に似ている希望な気がします。なんとなくの憶測で申し訳ありません。
 聴いてからまた感想を書きますね。ツバメ、Another Planetできたら両方を。
 なんだったら今までのアルバムの感想を書きたい。需要と供給が合えば、でも書こうと思ったら無理やりにでも。

 と、不穏な言葉を遺しつつよゐこチャンネルを見て寝ます。よゐこチャンネルの感想も明日(今日)書きます。