aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

タマシーも好きです


 宮村優子さんの魂というアルバムも良かった。タマシーの最後はアルバムを通して聴いたときのカタルシスが凄まじいです。曲そのものでも感じる。冬の教室をリアルタイムで聴いていたときは宮村優子さんにこんなにハマると思わなかったよ。 *声優さんの歌も好きなんですという気持ちだけで書きました  宮村優子さんのスペースケンカ番長の「電光合体レゴーマー」が物凄く好きで何度も聴いてしまう。はちゃめちゃなノリだけど聴いていて気持ちが良い。カラオケバージョンも良い。  「あなたの窓辺に」はクリィミーマミオマージュとかミンキーモモっぽい雰囲気だよね。  「星降る夜に」もいかにも'80年代の特撮・アニメで(当時はテレビまんがと言ったかな)ありそうで好きです。レゴーマーは何気にコーラスや掛け声のキャストが豪華だったりして悪ノリが突き抜けていて本当に大好きなのです。  宮村優子さんの歌も白鳥由里さんの歌も(ビクター繋がりで一緒にしてしまいました)とてもいいのに歌う活動をされていないのが心の底から惜しいと思います。  宮村優子さんだったら今のところ最後のフルアルバムの大四喜は完成度が高くて違う方同士の作詞作曲なのにまとまりがあって聴きやすいです。  例として(省いてしまった曲もあります)女の子が初恋をする(秘密結社~金曜日の黒ミサ)→初潮を迎える(前後しているかも:12才の旗)→悩む(名探偵は人生を答えず)→受験を控えつつそれなりに幸せを感じる(福の神)→大学生くらいで男の子と付き合っている(表題曲:大四喜)→海外で祭りにハマる(Ruktun or Die)、日本の祭りで合体したりしなかったり(褌ファイター)→月夜に恋人とお酒を飲んでいい感じになる(けっせらせら)→妊娠(途中でねるな)→出産(おめでたパンダ)など、あくまで一例でほかにもいろいろな捉え方ができます。  白鳥由里さんの現時点での最後のアルバムのニコルもセルフプロデュースだけあって統一感はピカイチで一曲単位で聴いても通して聴いても完成度が高いので本当におすすめなんだよ。「空のグリッドから」は曲も歌詞も大好きだし小悪魔的な歌詞の「ロリータはジャングルの教会に行ったか?」(作詞は菊地成孔さん)もとても良いんです。  声優さんが歌を歌う活動をするということのわりと初期の作品群ですが初期だけに良い作詞家さん作曲家さんを起用されていて本当に素晴らしいので聴いてみてください。  歌が上手いのかと訊かれると非常に答えにくいのですが聴いているとそれも味に感じます。  ちなみにここからは余談ですが、黎明期の歌う声優さんは藤田淑子さんで最初期は林原めぐみさんというイメージです。林原さんのUntil Strawberry Sherbetが子供の頃大好きだったし未だに好きです。それを言うと水谷優子さんの歌う「恋愛至上主義」も可愛くて大好きです。林原さんと水谷さんは何繋がりなのかと言うと、ピンと来る方ももう少ないであろう「爆れつハンター」というあかほりさとる先生のジュニア小説・漫画原作のドラマCD(ラジオドラマ先行の作品で後に漫画・小説化だったと思う)のキャストさん繋がりです。  林原さんが演じたのは作品中のヒロインでティラ・ミスという普段は内気な女の子、コートを脱いでメガネを外すとボンテージの女王様という役柄。  水谷さんが演じたのがそのお姉さんのショコラ・ミスという名前で普段は明るく健康的なエッチな性格、主人公のキャロットにもらった帽子を被るときだけ血も涙もない冷酷な女性に変貌するというキャラクター。  キャロットには怖い、嫌いだと言われながら慕い続けている健気な一面もあり、「恋愛至上主義」という曲はショコラの内面的可愛さの溢れるキャラソンなのです。  爆れつハンター好きだったな。だからこそちょっとだけ帰ってきた爆れつハンターのショコラの待遇が悲しいです。キャロットが姉妹に対してあまりに不誠実でティラも可哀想に感じたので読まなかったことにしたい派です。  話が盛大に逸れましたが声優さんの歌う歌も好きなんですよという話です。最近の声優さんの歌にはあまり明るくないので分からないのですけども。  少なくとも五年くらいは脳内でアップデートされていないかもしれない。しよう、アップデート。