aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

遅くなりました


 ブログって個人が書く読み物サイトというよりフリーペーパーのガイドブックみたいな位置付けになっているんだなーと痛感しました。外さないグルメ○○選には興味がないのでちゃんと検索キーワード通りに探してほしいよ。最近のぐーぐる先生は頭が良すぎるあまりに一周回って頭が悪く感じる。  懐古厨おっつーですが。 *家紋を知るのは大事なことと学びました  連休中にお墓参りに行ってきました。最後に行ったのはいつだっけね、と写真の記録を繰ると2016年と2013年。しかもどちらも父と親戚さんと行ったきりで母や姉は全く行っていませんでした。先祖代々のお墓が一つのお寺に何箇所かあるのですがどうもあやふやでした。ですが生前父がよく家紋の話をしていて「そうだ、家紋だ」と墓石を見ると、そのお寺にあった我が家と同じ苗字のお墓には全て(だと思う)うちの家紋が刻まれていたので迷いながらですがなむなむできました。  悔やむべくは着火しやすいというのが売りのお線香が、ロウが塗ってあるのか溶けると一つになってしまい、なかなかお香が出ないお線香だったことでしょうか。火をつけるのに苦心しました。しかもライターがターボでもジッポでもなくおまけライター(カートンで買うとくれるもの)でつけにくいことこの上ない。ライターを持つ習慣もなくなって久しい。最後は手入れをしていらっしゃった業者さんがバーナーで着火してくれましたよ。ありがたいやら申し訳ないやらでなむなむしました。  最後にいろいろなことを水に流してくれるという観音様(ちょっと記憶が曖昧です)が在らせられたので「今の我が家にぴったりだ」と、ちゃりんして水をかけてなむなむ。母と姉もなむなむ。気のせいか気分がすっとして菓子屋横丁へ(分かる人が分かったら良いのだと思うことにする)。  連休だけあって人・人・人の寿司詰めでした。菓子屋横丁の思い出というと子供の頃はいつも車で行っていたのでふくれ煎餅を山のように買って帰宅後に死んだ魚みたいになって食べまくる、というのが過去の図式でしたが何年か前から車じゃないしふくれ煎餅もそんなには売っていなかった。昔は飴細工のお店で駄菓子が売っていたけど、ちらと見たところ駄菓子も今はさほどないみたいでした。  かねてからさつまいもソフトクリームを食べてみたかったので女三人だし(関係ない)ということでさつまいもソフトクリームを食べてみました。良いソフトクリームというのは溶けやすいもの(不純物が入っていないから)という固定概念と実際に洋菓子屋さんで買ったミルクのソフトクリームが物凄く溶けやすいのと同時に美味しかったのを思い出すと溶けやすいわけではなかったかな……というか食べ歩きを推し進めているのでむしろ溶けにくくしているのかなとも思いました。味はちょっと人の多さで忘れてしまいました。スプーン代わりのさつまいもチップスは美味しかったです。  続いていもあんのたい焼きも食べてみましたが、いもあんはお芋の味が薄かったような。皮はぱりっとして美味しかったのですが。皮が薄いのは天然(一個ずつ作るタイプ)でしたっけ。普段から紅はるか系の焼き芋を食べているから薄味に感じたのかもしれないです。  食べ歩きを推奨していたりお店によっては店頭では食べないでくださいと言われたり「ここも変わったな……」とつくづく感じたのでした。しみじみではないな。  レストランでビールを飲んでから冷酒をいただくの父のお決まりコースだったけどその父もいないので菓子屋横丁を突っ切って、和食器屋さんを冷やかして「すっかり観光地だなー」と思いつつ電車で帰宅しました。  帰宅して500MLのビールを四人分に分けて乾杯。父の仏壇にも乾杯。最初にビールを買おうと思いついたときは「令和元年をお祝いしよう」と一日に購入したのですが、帰宅してみると「お父さん、お墓参りしてきたよ」という単なる報告のだしになっていました。美味しかったのでよしとする。  残りの連休はなにしようかな。公的に休みなのは母だけですけどね。姉は仕事の日もあり、です。