aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

肉魚向きの理由が分かった気がする


 オリーブオイルはさほど薫香の差が分からなかったけどベーコンは一口でわかりました。ヒッコリーは確かに肉魚向きなんですねー。使ってみないことには分からないこともありますな。 *今日の出来事ダイジェスト  朝……というほど朝でもないけど起きて燻製機を作る。網を組み合わせたものにちょうど良い段ボールが昨日手に入ったのでそれを使う。  尚、今日の気温、室内はストーブ有で18℃。外気温は20℃。外の方が暖かい。風はごく微風。天気は曇天。ある意味では燻製日和。  燻したものは木綿豆腐の味噌漬け、オリーブオイル、ベーコン。スモークウッドはヒッコリー(オニグルミ)。  いつものようにガスコンロでウッドも燃やすものの姉が喘息になってしまっているため、早々とアルミ箔を敷いた燻製機へ入れる。しかし嫌な予感が的中して20分燃えてウッドが燃え尽きるのを二度繰り返す。嫌な思いをさせてしまって申し訳なく思いながらガスコンロで炙る。なんとか炭化に成功。40分ほど燃えたがまた燃え尽きる。またコンロで炙る。バーナーと専用のトングがあったほうがいいかも、とこの辺りで思い始める。トングも一応あるけど食用に使っているものなのでちょっと気になってしまう。もう一度消えそうになったので買い物から帰宅した母に手伝ってもらってカセットコンロで炙る。今度は完全に炭化したので最後まで燃えてくれた。  正午頃に沈静化。一応10分ほど待ってから網から引き上げる。燃え尽きたあとのスモークウッドは水をかけ、アルミ箔と一緒に丸めてごみに出す。  オリーブオイルは瓶に詰め、ラベルを貼っておく。お豆腐とベーコンは香りが落ち着くのを待つ。  この頃、味噌のほうの大豆を茹で始める。灰汁がどんどん出てくるので水を足しつつ灰汁をすくう。この作業は母と代わり番をしつつやる。四時間から五時間ほど茹でるらしいが15時半頃に灰汁も出なくなり、豆の芯もなくなったので潰し始める。16時頃、この時間はわんこの散歩の時間のため一旦抜ける。その間は姉が潰してくれていたらしい。  母は塩切り糀と潰した大豆を混ぜ合わせ、時々種水を入れて捏ね、漬物樽(うちの場合は大きめのポリ製の樽)に投げ入れる。投げ入れる理由は空気を潰すためとのこと。  散歩から帰るととにかくお腹が空いていたので先ほどのオリーブオイルをパンにかけ、少し塩をふってトースターへ。そこで母が「ベーコンもあるじゃない」と言ってくれたので存在を思い出し、トースターのなかで今日燻したベーコンを半分に切ってパンの上に乗せる。  「ヒッコリーはサクラとそんなに香り変わらないかも」なんてこぼしてしまったけど食べてみたら全く違った。ワイルドな風味というか「ザ・燻製」みたいな香り。母いわく「男性的」。でも嫌な感じではないし、むしろ程よいスモーキーさが好みでした。  次は半熟卵、プロセスチーズ(ナチュラルチーズは難しいらしい)、スルメソーメンあたりでやろうと思うのですが、ベーコンもまたやりたい。あの香りは本当にくせになりそうです。オリーブオイルは大きめのバットに入れてやるので(バットがそれしかない)けっこう場所をとってしまうけど次回は登板しないのでスペースもたくさんあるし。  問題は今週(月曜始まりのカレンダーだと来週)は雨が降りそうなんですよね。晴れる日までに材料を揃えておこう。  閑話休題。  パンを食べたあと大豆をまた潰して潰して潰す作業。潰すのはうちは父の頃からマッシャーです。  使いすぎてゆがんでいます。フードプロセッサーとかでも良いと思いますが父が「大豆の粒が入っていたら『当たり』だから」と言っていたのでそれも引き継ぎたいのでマッシャーでやります。  17時10分、2kgと4kgの重石を乗せ、全ての工程が終了。お疲れさまでした。  お味噌さん、また天地返し(一ヶ月後)で会おう!  という感じの一日でございました。  美味しい味噌になると良いなあ。父亡きあと初めての味噌造りでした。最後に作ったのは2017年の3月くらい、父が退院したその日に家族総出でやった時以来です。父がメモを書き残しておいてくれたので跡を継ぐことができて感謝です。  燻製も良い塩梅でなかなか充実した一日でしたぞ。  ポケ森あまりログインできなかったのが心残りだけど、まあそういう日もあるさ。