aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

書き忘れてしまって


 最初になってしまうけどツリーを買いに行ったときに寄った文房具屋さんが物凄く充実していてよかった。ブックカバーとかブックマークとか一枚ずつはがせるマステとか売っていて少しずつ集めようと心に決めました。ブックマークはいくらあっても困らないと思う。どこに挟んだっけという点では困る。 *でも易々と30円を払える子供と事情があって払えない大人は確実にいると思う  眼科に行ってきました。今のところ何もすることもできることもないよ、と聞いて安心するようなそうでもないような。石と同じで時限制の疾患っぽいです。今は大丈夫だけど、みたいな。  「そんなんばっかりだね」と母に言われたけど私もそう思う。とりあえず安心はしたものの影が見えなくはならないのでこればかりは慣れるしかないかなー。  帰ってきて最近ポケキャンをやっているので流れでセーブデータを復元してとび森をやったら私のデザインしたショボイマイデザイン(フリじゃなくてガチでショボイ)が出てきたのでネタにできないだろうかと思ったら保護者の制限がかかってUPできませんでした。保護者の制限を解くには30円をクレジットカードで払わないといけないとのこと。さんじゅうえん。「いいじゃない、30円くらい。大人でしょ」と思う自分もいるし恐らく払うであろう未来も予測できるのですがその30円ってどうなりますの、と躊躇したりして。  たかだか30円に躊躇する30代の女というのもどうなんだろうと思いつつ自分の道徳心と闘っております。たかが30円されど30円。払うだろうなあと思うんですけど、利用者が損をしないと成り立たない安全ってなんだろうとか。自分でも面倒臭い思考をしているなあとは思う。  小題は本質を取り違えている気がしないでもないですが私が言いたいのはそれなんです。  最近改めて母から「サチって本ッッッ当に面倒臭い性格なんだね。生きてて苦しくない?」と真顔で言われました。けっこう苦しいです。 *クリスマスツリー珍道中  先日ツリーを買いに出かけました。お店のどこを見てもディスプレイ用にツリーは飾ってあるけども売り物は見つからず。たまらず母がお店の人に聞くと「ちょっと待ってください」と別の責任者らしきお兄さんを召喚されました。そのお兄さんが言うには「今シーズンは小さいものしかもうなくて、5割引とさせていただいているんですが」と仰るので母が「大きなものはないですか?」と聞くと「今年は入荷していなくて倉庫に130サイズの、オーナメントなど一切付属していないものがあったと思うんですが、ご覧になりますか? オーナメントはついていないのですが(本当に念押しされました)」と神妙な顔で言うではありませんか。  母も神妙に「ええ、お願いします」と言い、姉と私の方を見て「すごく高かったりして」と言っていたら、持ってきていただいたツリーは組み立て式になっている、大きめ130サイズ。入っている箱は前年のものなのかもっと前のものなのか分からず、とにかくテープを何度も貼り直した後があって痛々しい。  でもツリー自体は箱に入っていたからか比較的キレイです。  母が「それで、おいくらなんでしょう」と深刻ぶって聞くとお兄さんも『本当に買う気なのか』くらいの神妙な面持ちで「こちら割引価格で2,160円なのですが、現在ツリーが5割引ですので1,080円となっておりますが、いかがされますか?」と聞いてくるではありませんか。  ものすごく高いのでは、と内心はらはらだった(少なくとも3,000円以上は見込んでいた)「じゃあ、ええ、お願いします」と三人とも物凄く良い笑顔だったという確信があります。だって130サイズのツリーなんてフツーには1000円台で買えないよー。掘り出し物を見つけてほっくほくでした。  オーナメントは昔のツリーについていたものやあとから買い足したものがあるし、良い買い物だったと思います。  まだ飾り付けはしていないですがお兄さん、ありがとうという気持ちで拝み倒したい所存です。