aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

心霊現象(仮

みたいな記事。心霊現象ってなにを以て判断すれば良いのか難しいです。木魚の音は「察し」という気になりますね。 *受け入れ作業に時間を食ってごめんね もうすでに話題になっていて流れに乗るのが遅いけれども亜希子さんの 夏が終わるから家族にまつわる不思議な話をしておく亡くなった親父が、急に幽霊らしいことしてきた件 がとてもよいお話なので読んでみてほしいです。 ラップ音、というところでいうとうちでは二度ありました。一度目は父が亡くなる日。母は病院で父に付き添っていて、姉と私はほんの少しの心細さから一階の大きなテーブルをどかして布団を二枚並べて寝ました。そのときキシキシと、ものすごい家鳴りがして「家が壊れるんじゃないだろうか」ととても心配したものの、姉とは父が向こうへ渡るまではその出来事について一切口にはしませんでした。できなかったともいうかも。なにせ今際の際すぎて、母からの連絡を受けてすぐに家を飛び出してタクシーで病院へ向かったのだから。 でもあの眠れないほどの家鳴りがなかったら父の最期には間に合わなかったかもしれない。 そのときのことはファザコンですがの記事をご参照いただければ、と思います。 もう一つは父が選んだナショナルの電子レンジが壊れて25秒くらいしか起動しなくなり、パナソニックの電子レンジに買い換えた今年の初夏。母と二人で電子レンジを玄関から運んでいて、でも機械のことは今まで父にやってもらっていたからアース線の取り付けからなにから、なにもかもわからない。二人で頭を抱えていたとき、携帯のバイブ音のようなものがなった。母の(元々は父の)携帯かと携帯を見ても着信もメールもなし。私の自分のかと思って見てもなにも表示はなく、姉の携帯はバイブ音と通知音が鳴るので姉のではない。 「ちゃんとやれよ、ってお父さんが檄を飛ばしたんじゃない? ほら、がんばろう」と心霊モノ一切だめな母が父だと確信した音。 今のところ父らしき存在を感じたのはこの二つ。と、お風呂の電気が明滅するのでお風呂好きの父が入っているのかな、と密かに思っている程度。 実のところお風呂での電気の明滅は父が喋っているように感じられてお風呂に入るたび父と会話した気になってしまう。我ながら危うい境界線だな、と思うのですがまだ亡くなったことを受け止めきれずにいるのかもしれない。 もうすぐ月命日です。ビールでもお供えしてこちらもおこぼれを少しいただきましょうか。 というか父方のお墓参りも行かないとな、と亜希子さんの記事を読んで思いました。もともと行くつもりではあったけど遠いのでなかなか行けない。最後に行ったのは父と一緒だったので少なくとも二年は経っている。 ご先祖様に挨拶と報告をせねば。 追記.亜希子さんの記事はほかのものもとても読み応えがあるのでおすすめです。