aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

怒りのランボーと怒りの葡萄を合わせたような


 いやどっちも良く知らないけど。  怒りの葡萄は分からないけど田山花袋の蒲団の主人公の気持ちはなんとなく分かるような。でも匂いに敏感なので強い匂いは避けたい。 *ということは私、いまもちょっと怒ってる?  昨日の夜、姉に「サチちゃんちょっと歯の音がうるさい」と言われまして。クチャラーではないのですが最近咀嚼する回数を数えて食べる癖があったのでそう言われたのだと思いますがそのときちょうど昔姉にされたいろいろな嫌なことを思い出していまして(虫の居所が悪かった的な)、さっさかご飯を食べてお風呂に入ってしまったのです。  そしたら姉もさっさか自分の部屋に引きこもってしまっていて、私はカチンと来るのも早いのですが熱が長続きしないのですっかり普通に戻って母と色々な話をしておったのですが母の就寝後に姉がやってきてめっちゃ一方的にキレられて就寝したのですけども。  私そこまでキレられることしたかな? という思いと(逆ギレだよね)、ということは私は姉に対して怒りの感情を見せてはいけないということ? という理不尽さとを感じたのですが私の感情、なにか間違っていますでしょうか。  女兄弟は面倒くさいなーとこういうとき思います。いや男兄弟はいないのですが。  あんまりうるさくキレられると色々露悪しちゃうぞ♡と思ったり思わなかったり。  自分の人間できていなさすぎ具合に仕様のなさを感じる。不出来にもほどがある。  ああもうだから全部棄ててしまいたくなるんだよ。  ちなみに姉に今まで言われて嫌だった(傷ついた)一言は姉の友人がうつ病になったときにあれこれ「こうなんじゃないか、ああなんじゃないか」と言っていたら「そういうのやめて。そういうんじゃないから。サチちゃんと一緒にしないで」です。この一言を言われて以来、私は姉にアドバイスをするのを辞めました。だって傷つくだけで良いことないよねえ。  本人は全く憶えていなさそうだけど。