心が子どもという場合はどうしたら良いのでしょうか。
*大人だけど子どもだもんor子どもだけど大人です
皆さんの子どもの頃に好きだった歌はなんでしたか?
親戚の伯父や伯母とできたばかりのカラオケボックスで歌う子どもの頃(恐らく小学一年生か二年生の頃)の私の十八番はあみんさんの「待つわ」でした。
7歳8歳の子どもの口から「かわいいふりしてあの子わりとやるもんだね、と言われ続けて」という歌詞が出て来るのだから周りの大人たちが「いやーサチちゃんって渋いね」「変わってるね」としか褒めようがなかったのも今になってやっとですが頷けるようになりました。本当になんであの歌が好きだったんだろう。
前にも書いたと思いますが私の子ども時代というのは生きづらさの塊のような生き方だったので「いかにも子ども向け」な歌が好きではありませんでした。
そのことが由来して「待つわ」に繋がったのかどうかは今となっては分かりませんが子どもであるというだけで、カラオケで「踊るポンポコリン」を入れられて「好きでしょ、歌ったら?」と言われるのがつらかったです。「踊るポンポコリン」にもちびまる子ちゃんにも罪はないのです。ちびまる子ちゃん好きでしたし。
子ども扱いされるのが嫌いな子どもってときどきいますが、まさにそれでした。でも自分でも「私は子どもなのにどうして素直に喜べないんだろう」と自分の子どもらしくない部分で悩んだりしていました。
本当に自分でも面倒くさい子どもだったなと思いますが根本的な性質は変わっていないので今も面倒くさいままです。
子どもを気遣うあまり子どもが喜びそうな歌を選ぶ大人と、身の丈に合わない自尊心の高さゆえ素直に子どもの好きそうな歌が歌えない子どもってズレがあるなと思ったのでした。
そしてキッズミュージックに大して偏見がなくなった今の私では自分の過去の経験を忘れて小学生くらいの子に、やっぱり無難にキッズミュージックを勧めてしまいそうなのが何も過去から活かせていないという結果に尽きるのでした。
音楽を勧めるのと本を勧めるのは難しいです。音楽と本にもソムリエを!
追記.誤字を訂正いたしました。
誤)躍るポンポコリン
正)踊るポンポコリン