aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

ドラマが好きなのは母方の影響かな

 私は自主的にあまり見ないかもしれない。でも見ると面白いので嫌いではないです。というかけっこう好き。父方の家系はドラマよりクイズが好きな印象(私も御多分に洩れず、だけど)。 *かしまし  毎週「おっさんずラブ」を三人で笑いながら見るのが楽しみです。母が腐り成分ないので「嫌がるかな」と思ったら「変だけど面白い」と言っておりました。さすが腐女子二人を世に産み落としただけはある。というか母自身女子校出身でいわゆる「Sの仲」のようなものが日常的にあるなかにいたらしいので(全然母は絡んだことはなかったそうですが)同性同士に拒否感ないのかも。  「おっさんずラブ」はだいぶコミカルにしているしピュアラブ的な雰囲気で清潔感を保っていて「上手いな」と思いました(謎の上から)。ただ男性同士を絡ませたお話だったら男臭さ(雄くささのような?)が目立つだろうと思いますし。  おっさんずラブといい、歴史秘話ヒストリアのジェンダー回といい(神回すぎて録画しました)、先週のコンフィデンスマンといいようやくメディアがBLというか腐女子向けの市場が美味しいことに気が付いたのかなと思ったり、オープン腐女子男子が増えたことの合致が成功の鍵なのかな。  おっさんずラブもヒストリアもコンフィデンスマンもがっつりBLな要素があるわけではないですけどね。  コンフィデンスマンは長澤まさみさんのやぶれかぶれなダー子さんが好きです。流し見をしていたときは気がつかなかったけどちゃんと見ると面白いことに最近気がつきました。 *阿刀田高先生の「この道」、書籍化してください  火曜日のドラマ、シグナルはシュタゲのような話だなあと思いながら見ています。  新しい形のシュタゲのようで嬉しくもあり、見始めると「ああシュタゲゼロやらなきゃ」と思い出します。  昔の流行の服やアイテムなどが出てくるわけですが、私が生まれる前というかそれこそ東京オリンピックの年(昔の)のときにミニスカートを嫌々着ていたという母が 「昔はミニスカートしか売っていなくて、着たくなかったけど仕方なく着たの。でも今は自由に服が選べるね」  と'98年とか'99年頃に言っていましたが、こうして振り返ると選択肢が多いようで実はチビTとかタータンチェックやGジャンに小花柄のワンピース、ミュールなど、流行りという大きな流れがあり、その流れのなかで細分化された選択肢を選んでいたのであってつまるところの大きな流れは変わらなかったのだなあと、ふと阿刀田高先生の「こんな話を聞いた」という短編集を思い出したりしました。  きっと今もそうなんでしょうね。渦中にいると気がつかないだけで。  木曜日の未解決の女も見ています。姉が意外とドラマ好きだったのでその影響で。父は反対にドラマなどのお話が嫌いだったのでチャンネル決定権が父にあった頃は知りませんでしたが。  文字フェチの女性とフレッシャーマンな女性の組み合わせが珍しい。文字の心理学も見ていて雑学的にも面白いし会話のテンポも良い。  脚本の方は朝ドラのあさが来たの方だそうで、納得です。「あさが来た」も見ていて小気味よかったですが原作が良いのかな、と思っていたら脚本のかた自身が面白い脚本を書かれる方だったんですね。 *楽しみて而して待て  そしてそのあとはモンテ・クリスト伯へ……。モンテ・クリスト伯というと番子先生を思い出します……。  参考リンク  私も黒岩涙香版の巌窟王が読みたい。ネットで読めるそうなのでいつか読みたいなー。「いつか」とか言っているうちは読まないものです。強化合宿的な勢いで読みたい。  昔、アニメでやっていた巌窟王は見ていましたが薬をいっぱい飲んでいた時期だったので憶えているのはアホベール、フビンツというネットスラング的蔑称と伯爵が悪魔(鬼?)っぽい感じ、ロボットが出てくる(? ここら辺はかなり曖昧)とかそのくらいで人間関係などは全くわからないのでニヤリとすることもなく、新鮮な気持ちで見ています。  ただドラマ版は黒岩涙香版とも名前が違うので原作版、涙香版、国内ドラマ版の名前が脳裏をよぎって結果的に全部ばらばらになっています。メルセデスがお露というのはなんとなくわかるのにすみれに変換するのが難しい。というか一番容易なのがメルセデスなので他のキャラは紫門暖しか覚えていないです。  エドモン・ダンテスという名前なので團友太郎という、ダンテスのダンが苗字で名前のエモドンがトモタロウという(名前はアナグラム的ですが)という涙香版は入ってきやすい要素があるのかな、という気もしますね。  ドラマはけっこうどろどろしていて目そらし用にヘンプを編みながら見たりしています。これが新聞小説だったのか、と思うとすごい時代としか言いようがない。  そして金曜日にミタゾノ二期を見たり見なかったり。  今日はぜんぶドラマ話でした。