aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

薫風

 意味が違うけど。差し詰め燻風、という感じか。そんな言葉ないけども。 *日常1  女三人寄れば姦しいとはよく言ったものですがうちの女三人も言うに及ばず集まるとかしましいです。そして姉が仕事を辞めて三人で過ごすことが格段に多くなり、かしましいと思いながらも楽しい時間です。モラトリアムともいう。 *日常2  昨日はうちで採れたさくらんぼの種をとってジャムを作っていました。  例年は母がやるのだけど種をとるのを面倒くさがって種ごと入れるし、私も暇だったので。  アクをとる際に「昨日なに食べた?(作/よしながふみ)」という漫画の作中、いちごジャムの作り方で「アクは紅茶に入れてロシアンティーにしても」とあったのを思い出してアクをとっておいてさくらんぼフレーバーの紅茶に入れました。いちごジャムのアクのほうが美味しいだろうけどこれはこれで美味! でした。でもさくらんぼは今日の大風とだいぶ採ったのでおしまい。もっと前に手伝えばよかったな。  そんでもって話しは一昨日に遡り、衛宮ごはんとシグナルを同時見しつつ卵を仕込んで昨日、くんたまを作りました。燻製は初めてで難しいのかな、と思ったけどなかなかよくできて家族にも好評だったので第二弾とささみの燻製を明日作ることになりました。詳しくは再現ブログに明日以降、掲載予定です。よかったらみてね。  燻製をするのは初めてだったんですがうちで一番に燻製を始めたのは父だったんですよね。私は熱燻で父は温燻でしたけど。血は争えないなあ。温燻もやりたいし。  今日は父が作った(らしき)ベルト、しかもチャンピオンベルトみたいなゴツいバックルと革の太さの柄入りのベルトを発見しました。アメリカに行ったときにお土産で買ったのかな、とも思ったけど母いわく「革細工に嵌っていた時期があったよ」と言うので自分で作ったのかな、と思うと細工の仕方に父の性格が出ているような。  例えばバックルに近い、正面のほうは模様が細かいのに背中のほうの模様(自分が見られない)は雑だったり飾り包丁のような模様が荒くて妙に素人臭かったり。いなくなっても話題に事欠かない父すごいと思わずにいられない。 *日常3  先週、仕事帰りの母が自転車で前に歩いていた人を避けようとして自転車から転倒しまして(歩行者は無事の模様)。  一時大丈夫か、となったときに「なんのための私は暇人やってるんじゃー」と改めて思って今まで洗い物をやるときは洗い物+シンクを洗うだけだったのですが台所周りの洗い物全てと食器の片付けと残り物の詰め替えなども始めました。  最初こそ大変でしたが今はピカピカになるのが楽しくて母と一日交代制でやっています。そう考えると今までやっているようでなにもやってこなかったんだなーと恥じ入るばかりです。  ほかのこともできるよう一歩ずつ進んで行きます。