aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

いきくらげではない

 ナマきくらげです。 *食事記録  木曜日は八宝菜でした。白菜、人参、しめじと油抜きしたさつま揚と言われていたけれど冷蔵庫で熟成されてしまった舞茸と50円引きで我が家に来た生きくらげを発見。この二つがあったらきっと良いものができるのでは! と思ったけど別の用途で使うために買ったものだと悪いなとそっとしまいつつ、でも消費期限的な意味で上のほうにおいておく。  人参は切ってからレンジで温める。しめじは石搗きを切ってばらばらに。白菜は葉の部分と芯を分けて芯はみじん切り。普通はしないと思うけれど父が芯嫌いだったので私はつい白菜やキャベツの芯はみじん切りにして入れてしまう。  母が帰宅したので「だいぶいい感じの舞茸ときくらげがあったけど」と言ったら「あ! 入れようと思って買っておいたの忘れてた」というので石搗きを切って入れることになり、理想の八宝菜ができそうに。  みじん切りした白菜の芯を見るなり「サチやってよー。お母さんやりたくない」というので豚肉をフライパンに入れて色が変わってきたらみじん切りした白菜の芯を入れて少し蒸して白菜の葉の部分も入れて、続けて人参も入れる。しんなりしたらしめじ、舞茸、きくらげを入れる。味付けはどうやったのかもう思い出せない。最後に水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がり。 *食事記録2  金曜日はとにかくなにもやりたくなくておでんだったけどもぐずぐずと過ごす。その「全部嫌になった状況」をわかってくれた母がごはんの用意をしてくれる。申し訳なくて卵を茹でるのと殻剥きは得意なのでやる。おでんは伯母からいただいただしパック(高いらしい)を二パックと昆布で出汁をとる。昆布が効いていてめちゃ美味しい出汁でした。  私は誰よりも早くがんもどきを取る。おでんの具では一、二を争うほどガンモ好きです。 *食事記録3  土曜日は金曜日に鰹節、昆布、わたを除いた煮干しで仕込んでおいた和出汁を漉して真薯を作る。簡単にいうとはんぺんと皮を切ったたらの塩漬け(塩抜きする)、紅しょうがをフードプロセッサで混ぜるだけ。  灰汁をとって味付けをして三つ葉と柚子を乗せたらちょっと上品なすまし汁に。  あとは脂ののったイワシを焼いてすり下ろした大根おろしと出汁醤油でいただく。野菜は茹でたキャベツと見切り品のミニトマト。ミニトマトは甘くて美味。見切り品はなかなか侮れないのだ。 *食事記録4  今日、仕事から帰宅した姉が麻婆豆腐を作って食べていた。「ちょっとちょうだい」とも言えず、そもそもちょっと食べたくらいでは満足できず焼け石に水になることは容易に想像できたし、ドールのことで考えが煮詰まっていたので歩いてスーパーに行くことに。私のことをよく知る人ならば私の豆腐嫌いは知っているかもしれないけれど実は私は一年に何度かのサイクルですごく豆腐を食べたくなる。母と姉にも最初麻婆茄子を勧められたが、あくまで食べたいのは麻婆豆腐なのだ。  加えて録りだめしていたソーマの三期目の久我先輩との戦いを見たばかりだったというのもあり、いやます麻婆豆腐への食欲。マッハで着替えて外を歩き始める。  近道で「ドラッグストアって日配(豆腐)あったような」と時短になるかと見に寄ったけれどお豆腐はあったけれどもクックドゥの麻婆豆腐の素がない。食べるならクックドゥが食べたい。無駄足を踏んだーと思いつつスーパーへ行き、お豆腐(自分の分と頼まれた分)とクックドゥの麻婆豆腐の素、それと男梅サワーを買って帰る。あたりは暗くなり始めていた。  帰宅してお豆腐と長ネギを切って素と一緒に混ぜて炒めたら完成。なんという簡単食材なのだ。  食べていて美味しかったのだけど作りすぎて「これ以上食べたら吐く」となったので残りはゆっくり食べることにする(母はああいう味付けを好まないので食べない)。  という、ざっくりした食事の記録なんだけどまだらボケなのかアルツかわからないけど記憶が抜け落ちることが多いのでこれからも記録していこうと思います。八宝菜はみりんと塩で味をつけた気がするけど思い出せない。  あと鍋焼きうどんの日もあったけど何曜日か思い出せない。ひどいまだらぼけだ。