aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

一日一本

 三日で三本。三本観るとけっこう見た気がしてしまうライト層。 *台無し感  なんだかお久し振りでした。お正月に映画を観ると書いてそのままだったので。3本見ました。  まとめて感想を書いてしまいます。 *タイピスト!  フランスのスポ根ラブコメでした。でもちょっと恋愛成分が多くてもったりしてしまいました。一人で観ると寂しい。家族と観ると恥ずかしい。パートナーと観ると良いのではないでしょうか。主人公のローズは可愛かった。  お洒落なファッションや小道具の色合い、ローズ用の特注の薔薇色のタイプライター、細々とした小物などがとても凝っていて良かったです。  追記.個人的に気になった部分なのですがローズ用特注の薔薇色のタイプライターってどちらかというとベリー系に色に見えます。そんな気がするだけですが。 *シング・ストリート~未来へのうた~  '85年のアイルランドはダブリンが舞台の青春映画! アーティストの影響をすぐに受ける主人公のコナーが可愛い。そんな弟を愛情たっぷりに可愛がるひきこもり(違っていたらごめんなさい)のお兄さん、コナーが一目惚れする夢はあるが半分大人になってしまった女の子のラフィーナ。絡まり合って物語が進んで行く。  コナーの両親の仲は最悪。それには理由があるのですが私個人としてはコナーのお母さんがスペイン旅行に行くのが夢だったけどずっと行けなくて玄関先で物思いに耽りつつタバコを片手にひなたぼっこをして、日が沈むと家のなかに戻るシーンとそれを解説する兄の風景が印象的でした。  バンドものなので音楽もとても良かった。サントラ聞きたいなあ。クリーンな気持ちで観られます。 *君の名は。  今まで全く興味がなくてあらすじすら知らなかったのが功を奏したのか、とても楽しめてあんなドラマティックなお話だとは思いませんでした。失礼致しました。  三葉が瀧くんになってスイーツを食べまくるシーンが可愛かったです。話題になっていた組紐も「こういう形で出て来るのか!」と粋な登場の仕方に驚きました。  組紐というと組紐作家の方の写真集の写真撮影を昔父が頼まれて得意げにしていましたから生きていたらどんなに自慢したでしょうね。そんな父を見ていたかった気もします。  どれも面白かったのでどれもおすすめしたいですがシング・ストリートはゲームでいうとFFXのような(ストーリーは全く違うけど)というかFFXのCMのような自分で自分を抱き締めたくなるエンディングでした。ちょっと駆け足な気もしましたがあの終わり方で良かったと思います。  続くか分からないけど起きていられたら続いて日常の諸々を書きます。