aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

宮城に行っておりました


ゆっくり過ごしたかったけどそういう旅じゃなかったな。 *振り返り大特集(なんだいな)  一週間振りでした。ここ一週間を振り返りますと、一週間くらい前に職をもらえて働き始めて仕事初日の次の日に宮城に行き、なんやかんやあって三日宮城で過ごし、四日目に帰ってきて次の日仕事で今日休みでFate/Stay night[Heaven's Feel]の三週目を見てきました。色紙は二人ともセイバーだったよ。ニキ欲しかったなあ。  そして来週も仕事との兼ね合いを見ながら観に行く(もらいに行くともいう)予定とITの映画も観に行きたいなあと思っています。  小説も読んでいますが「完全版Stand By Me」と言われるだけあって少年編のドキドキ感がすごい。そして面白い。いやます映画版への期待。それまでに一巻は読み終えておきたいけど合本だからか読むのが遅いからか今どこの辺りを読んでいるのかわかりません。ハウディ・ドゥディ・タイムが8時なのはBTTFと同じでアメリカの常識なのかなと思ったり。  帰り際にオムライスのお店でデミグラスチーズのオムライムを食べて本屋さんで文庫一冊買って帰ったよ。歩いて帰りたかったけど暗かったのでバスで。暗くなるの早くなったなあ。夜はなんとなく寂しい。 *宮城にて  高速バスで宮城へ。かかった時間は五時間くらい。トイレ休憩が二回。行きの時間は十時くらいだったけど伯母の家についたのは地下鉄も使って四時頃。伯父が迎えてくれました。  階段を上った先の扉の向こうには新しい家族のわんちゃん。柴ちゃん(仮名)です。大歓迎を受けつつ(でも噛んだりしなかった)茶の間に案内されて伯母伯父宅に泊まる姉と私はそのまま仏間へスライド。お仏壇になむなむしてお土産をお供えして伯母は、といえば手術&入院から帰宅したばかりらしく、運悪くその日は通院日だった。  はとこちゃんもバイトに行ってしまい、わんちゃんとわてらだけ残され、どうしようねえ、と言いつつ洗濯物を取り込んだりしていると伯母が帰宅。お邪魔しています~とか挨拶をして一、二時間お話をして母が実の姉(私には伯母)のところに泊まりますので、勝手を言ってすみません、と言いながら父方の伯母の家を後にした。  いとこのお姉さんも住んでいるのだけどSkype会議が朝から続いているらしく、部屋から出て来たのは五時を過ぎてもうそろそろ六時になる頃。トマトカレーを作ってくれた。付け合わせのマヨネーズを使わないすり潰したジャガ芋とツナを混ぜたサラダが美味しかった。家でも作ってみようと思う。  食事をすませると、柴ちゃんが私を気に入った(恐らく押しに弱い性格を見抜いたのだと思う)ようで、おもちゃを持ってころんと寄越した。投げたり持ったりして欲しいのだろうけどなにせ若い子なので血気盛んという感じでおじじわんこが我が家にいる身としてはぶっちゃけ怖かったりして。おどおどと遊んでいるとパターンがあるらしく、これに飽きたらこれ、その次はこれ、といった具合。なかでも一番好きなのは履いている靴下を脱がせることみたい。靴下を手に入れるまでは決して離さず、噛まれるかもしれないから手放すと飽きるよ、と言われた時は参った。何足か靴下を持っていったけど履けなくて足元が寒かった。  よその子を見ると自分の家の子が恋しくなるものでお隣さんに預けた(お隣さんはご家族みんな超犬好き)わんこが恋しくてタブレットで撮ったわんこの写真を何度も見返したりした。  鍛高譚のチューハイを飲むと、いとこのお姉さんもはまったみたい。鍛高譚好きとしては嬉しい。 *宮城にて2  二日目のことはあまり思い出したくない。いちご煮が美味しかったなあ、とか。追い追い書きます。 *宮城にて3  三日目。いとこのお姉さんのお姉さんが来てくれた。お姉さんは親戚中で一番父に恋心を抱いていた人で葬儀に来ることができなかったこともあって「サチちゃんのお父さんは亡くなっていない。私のなかでは生きている」って言い切った。嬉しいような、悲しいような、自分でも整理できない気持ちになる。多分嬉しいのと悲しいのが半分半分なんだろう。  病院での父の動画を「見る?」と聞くと「病院の?」とお姉さんは腫れ物に触るみたいに聞いた。「うん、そう。やめる?」と訊ねると食い気味に「うん、いい。ごめんね。見たくなったらお願い」と言ったお姉さんの目は涙を溜めて真っ赤になっていた。私もつられて泣きそうになる。四十九日を過ぎて、あまり泣くこともなくなってきていたのに今回の旅では父とのエピソードを思い出しては涙が何度も流れた。亡くなるにはあまりに強烈な個性の人だった。少なくとも、私にとっては。  お姉さんが買ってきてくれたマックをお昼ご飯にして姉は映画を観に行った。私はぐったり一回休み。  お姉さんの肩を揉んだり妹のほうのお姉さんの肩を揉んだりしてお姉さんが帰るとき、来たときもそうしたようにハグをした。来たときは私の勢いがつきすぎて私の髪に差さっていたヘアピンがお姉さんの髪に移ってしまったので今度はそうっと。  さていよいよやることがないぞ、と思いながらRF4をやる。家からのすれ違い通信の人数が少なくて「このごろはあんまりすれ違いをやる人がいないのかな」と思った。  しばしゲームに耽り、姉が帰ってきて映画の内容を激情のままにまくし立て、私はそれを聞きつつミストのじっけんほうそうを観て、伯母さんは夕ご飯にお寿司をとってくれた。タコがふわふわでびっくり。あんなに美味しいタコを食べたのは初めてでした。  この日の柴の子のターゲットは姉でした。姉が遊んだり遊ばれたり。  そういえば食事の前にはとこちゃんが柴ちゃんと遊んでいたのはこの日だったかな。遊ぶと言っても柴ちゃんはうーうー唸ってアマガミして(けっこう痛いらしい)殴り合いというか取っ組み合いというかそういうものを見ているようでとてもはらはらしたのだけども二人にとってはそれがコミュニケーションで柴ちゃんははとこちゃんを絶対的に信頼しているのだそうだ。  うちは家族もわんこもまったりしているのでわんこってその家を写す鏡なのかもねえ、と姉と話した。 *宮城にて4 いよいよ帰る日。役目も済ませ、来る日まで待ちませう、な感じなので、あと新幹線だったので気持ちがラク。ウニとイクラのお弁当を母が買ってくれて新幹線のなかで食べた。うー美味!!  なんというか、食べ物のことしか書いていないけど食べ物にしか興味のない人間なのである意味仕方なかったし、それしか書くことがなかったとも言える。  帰りの新幹線でオーストラリアの人とすれ違った。日本以外の国の人は二人目。ヤッタ! *帰宅して  ピアスを注文しました。フラワーエンドがなくなってしまったのがどうしても惜しくて。あとやっと自分の耳に合うシャフトの長さが分かったのでバーベル付きのものも。仕事中は外さないといけないのでそれなりに面倒くさいですがやっぱりピアス好きですねー。  長くなってしまいました、すみません。相変わらず過敏性腸症候群&青木まりこ現象に悩まされていますが最近はこんな感じです。  ムジカ・ピッコリーノのアポロンファイブの挑戦がアマゾンランキング1位で嬉しいぞー。私は今日注文しましたよー。楽しみ。びじゅチューンみたいにDVDブックで出てくれるととても嬉しい。