aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

仙台旅行記2014 後編


 前回からの続き

*三日目。晴れ。
九時半頃に起床。寝坊してしまったーと思ったらいとこのお姉さんと伯父さんが散歩に行ってくれていた。感謝。
 朝食に鮭の切り身と奈良漬けを頂く。美味しかった。
 少しして、姉も起床。11時頃に家を出てお店にいた伯父さんに挨拶をして河原町の地下鉄に乗る。
 広瀬通で下車してカラオケボックスへ(前の記事でも書いたけど仙台のほうがカラオケが安いので仙台でカラオケに行く約束を姉としていたのです)。
 会員になりますか?と聞かれて私はケータイ会員にはなれないので(携帯は通話オンリー)姉がケータイ会員になってくれた。受付のおねいさんが超早口でエレベータに乗りながら「手練だね」という話しをしていた。
 部屋に到着してすぐにドリンクバーに行ってジンジャエールを淹れる。姉はレモンスカッシュ。まずはBIN♡KANルージュを歌う(これが来るとは思わなかったと言われた)。次によあけのみち。映像がフランダースの犬の最終回で涙ぐむww 
 次に姉がFree!の曲を入れて歌って(私の知らない曲だった)、次に私も兼ねがね練習を重ねてきた水中飛行論のおける多角的アプローチを歌って姉から謎の拍手をもらう。姉がめちゃいいが笑顔だったのが嬉しかった。
 次々に曲を入れていってあっと言う間に三時間経っていた。そろそろ行こうかと話してComing Sooon!!を歌って〆。料理二つ注文しても地元より安かった。
 モスバーガーに寄って(少し道に迷った)ソーセージフォカッチャとアイスコーヒーのオーダーを姉に頼んだのだけど来たのはホットコーヒーだった。「自分が温かいの飲みたいから間違えちゃった」と言われて可愛かったので許してしまう。
 フォカッチャが来たので記念にコーヒーと一緒に写真を撮って美味しく食べた。
 アニメイトに行こうか、とも話していたけど広瀬通からだいぶあるので諦めて地下鉄に乗って帰ることに。
 帰 りの地下鉄に乗っていて気づいたけど仙台の地下鉄は広告のアナウンスが入るのに軽いカルチャーショックを受ける。あと「もうすぐ河原町です。Soon Kawaramachi」って電光掲示板に出るの。これ格好いいなあ、ってこれもショックだった。あとエスカレーターも左側通行なのもね。
 そういったことを話していたら河原町はすぐ。
 帰るとマルクが待機していた。ナデナデしてドアを開けると不機嫌そうな父が。
 二日酔いひどかったもんね。おまけに伯母さんもいとこのお姉さんも買い物に行っちゃって一人きりだったし。孤独を噛み締めていたっぽい。
 帰宅したいとこのお姉さんに一筆描いてほしいと頼まれて姉の手を参考に写真を模写したら「これすごい!使わせてもらうね」とOKをもらった(仕事関係の絵だったっぽい)。
 夕飯は焼きそば。姉と私はかた焼きそば。はとこちゃんは柔らかい焼きそば(ちゃんぽんっぽい)。かた焼きそばが思いのほか固かった。
 そのあとでいとこのお姉さんのおねえさん(以下おねえさん)のお手伝いで洗い物。おねえさんが来てくれて嬉しかった。はぐはぐもした。焼きそばを焼いたお鍋 に焼きそばがこびりついて離れなくておねえさんが「ちょっとうるかしておこうかー」と仙台弁が出たのでつい「あ、仙台弁だー」ってテンションが上がってしまった。
 名残は尽きないけどおねえさんとはとこくんが帰ってしまう。淋しくて駐車場から信号まで見送りしてしまった。

4日目。曇天。
 朝六時半に起床。マルクの散歩に出かける。広瀬川の河川敷の少し前まで行ってうんにょをさせて帰ってきた。少ししたらはとこちゃんが学校に行く前だったので「おはようございます」と言ったら後ろ向きの体勢だったけど「おはようございます」と返ってきて嬉しかった。
 この日の朝ご飯は白身魚を焼いたのと奈良漬けを刻んだもの。白身魚がふわふわしていて美味しかった。早めに出る準備をする。淋しくて堪らない。姉がコーヒーを淹れてくれて人心地ついてから出掛ける。ずっとずっと見送りしてくれていたのが嬉しかった。寂しかった。
  途中で母を乗せてモールに行ってお土産を買う。
 マルクがいるので早めに済ませて車に乗り込む。
  11時15分頃に出たので高速を出たのは五時半くらい。高速の途中で霧が凄かった。
 帰りたくて仕方なくて(疲れて)途中に寄ったスーパーではマルクと一緒に車のなか。
 六時少し前に自宅に帰宅。俺様ティーチャーの19巻が届いていた。
 荷解きをしてリンクにログインしてLINEでいとこのお姉さんからのスタンプを見て、夜ご飯のお寿司を食べた後で長々トークを打つ。
 いつもの浮遊感のする日常に戻ってきてしまった。

 総括篇に続きます。