aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

いとこのお姉さんたちの本棚はいつも魅力的でした

母が買ってくれず、いとこのお姉さんが買ってくれた「るるる☆みらくる」も、買ってくれたというエピソード込みで宝物です。内容は若干(ハレンチ)おばかラブコメなんですけど。松原千波先生の作品だとまんが家・杜石蕗の事件簿が好きでしたし今も好きです。読み返そうかな。

*楽なんだもの

なんだか最近とても冷えるのでとうとう長袖シャツを引っ張り出してしまった。そこそこ普通に過ごせているので朝晩は寒いのだろうな。下はリラコなので少し寒い……と思いつつやせ我慢をしています。コットンリラコを穿くと少しはなんとか。リラコから離れられない体になっています。

*何故か心に沁み入る

漫画自体の感想は詳しくは月イチのほうで書きますが、昔電子書籍サイトで一括購入した「白鳥麗子でございます!」を一気読みしました。全く手を付けていなかったのでゴクゴク飲むように一気に読んでしまった。実際に読むのは30年振りくらいなのではないかと思います。そのときは私が所持していたわけではなくて、いとこのお姉さんたちの部屋にありました。宮城に行くと必ず「ガラスの仮面」、「前略・ミルクハウス」「白鳥麗子でございます!」「新・白鳥麗子でございます!」「あBない同盟」は読ませてもらっていたのではなかったかな。 特に「前略・ミルクハウス」は小学校6年生くらいの頃に理解できるようになって、後に自分でも集めて川原由美子先生の作品に嵌るきっかけとなりました。「白鳥麗子でございます!」と「あBない同盟」は私にとっての性教育漫画でした。「前略・ミルクハウス」は「白鳥麗子でございます!」とは違った路線で少し大人向けだったんですよね。なので面白さを理解するのが小学校6年生までかかりました。 子供の頃に好きだったガラかめエピソードは「はい、いいえ、ありがとう、※すみません」のパントマイムの話と真夏の夜の夢だったと思います。今だったらそれに「華やかな迷路」辺り(とても悲しいし苦しいけれどやはり好き)、「100万の虹」(一人芝居の女海賊ビアンカと通り雨など)「冬の星座」(ド鉄板の二人の王女編)を挟み込んでしまいます。忘れられた荒野はお芝居が始まるまでが好きです。久しぶりに読みたくなってきたなー。たけくらべはガラスの仮面で知った派です。

*いとこのお姉さんの本が影響を与えたものたち

「白鳥麗子でございます!」というと、その後にいとこ(お姉さんではない)が嵌った「ツルモク独身寮」が読みたくなるんですよね。同時期にいとこが嵌っていた「気まぐれオレンジ・ロード」も。昔は全く意味も分からず読んでいたけど今読んだら絶対に楽しめそうな気がするのでそう遠くないうちに読みたいと思います。 遅ればせながらまつもと泉先生にお悔やみを申し上げます。 私もその後「いけいけ!バカオンナ」を購入したけれども倉庫にしまったか処分したかどうかは不明瞭です。一冊読み切りで読みやすく、面白かったので処分した記憶はないけどしなかった確証も100%は持てない。 タイトルの表記を確認するため検索したら昨年映画になっていたんですね。全く知らなくて驚きました。 それと、「白鳥麗子でございます!」の作中に「この言葉、誤用がよくあるけど正しいな」とか「この人物をさりげなく入れるとは」みたいな言葉がちょいちょい出てきていたので「鈴木先生ってあとがきはひどいけれど(すみません)博識なのでは」と思ったら千葉大卒なんですね。あとがきでそういった要素を書かないで、あくまで私はイケイケの嫌な女なんだぞ、と書くところにも好感を持てました。構図的にヤンキーが雨のなかで猫に優しいのを見てときめくみたいになっていますけど。 そして調べたら「新・白鳥麗子でございます!」は未完なんですね。電書で「全巻揃ってるじゃんーヒュー! 私ヤルー!」と思っていたのに。確かに昔読んだとき明確に「終わったなー。すっきりしたな」とは思わなかったことを思い出しましたけど、それは読んだ時期が幼いからだと勝手に決め込んでいたのに。今からでも完結させてほしいけど難しいのかなあ。 追記:ガラスの仮面の項目で「はい、いいえ、ありがとう、ごめんなさい」と表記しましたが「すみません」の誤りでした。もやもやさせてしまってすみませんでした。