aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

寝ぼけていると自然な動作で変なことしがち

自然な不自然を体現してしまいました。

*ひたすら恥ずかしい話

「今日、荷物が来るから出ておいて」 と言って仕事に行った姉。そうか、母も今日仕事か、と思い、 「うん、分かった」 と言い、二人を送り出したものの、眠気が止まらず、うたた寝にうたた寝を繰り返し、寝ぼけてなぜか椿鬼奴さんのウィキを見ながらまた寝て、突如鳴り響くインターフォンの音。 びっくりして飛び起きて 「はー、はいー!」 「宅配便ですー」 マスクしなきゃ、とマスクをして判子を持ってドアに手をかける。ちょっと派手なTシャツを着ているけど、わりと良く配達に来てくれる人だし、大丈夫だよね! と思ってドアを勢いよく開けて 「こんにちは、すみませんー」 と小走り目に行ったらちょっと「……?」みたいな雰囲気が流れて私もつられて「……?」みたいになる。やはりTシャツが派手だったか。 「ええっとー……はい、こちら〇〇さん宛ですね」 「……?、そうです、ありがとうございましたー」 判を押して荷物を受け取り、やり取りが終わって家に入って手を頭にかけて気がついた。 私、かなり目深に帽子をかぶっていました。マスクも大きめだしメガネもかけているので帽子をかぶると顔の印象が全くわからなくなってしまうんです。Tシャツも派手だったし、これは警戒されるわ……。 マスクをするときは大体出かけるときなので急いでいた&かなり寝ぼけていたため、くせで帽子をかぶってしまったみたいです。あまりに流れが自然すぎてどのタイミングで帽子をかぶったのか憶えていないけど。 かぶっていた帽子を取って恥ずかしまぎれにそれを睨み、一人ものすごく恥ずかしい時間を過ごしました。 今日はあと一個更新します。