aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

The Friends of RINGO ISHIKAWAクリアしました

*カタルシスおくれ

The Friends of RINGO ISHIKAWA、クリアしました。率直には「うーん……?」という感じです。というのも私が操作していた倫吾は勉強第一のガリ勉くん(これも死語か)だったのです。友達はそんなに大事にしていなかった(ひどい)。 その倫吾が友人のために闘って闘って……という終わり方は「うーん……?」だし、なによりカタルシスが薄かった。 ときメモで例えるなら好きな子に告白するためにパラメータを上げて希望する進路へ一直線!「私(俺)、三年間〇〇ばっかりやっていたな……」のここです。「〇〇ばっかりやっていたな」で、「そういえばそればっかりやってた!」とプレイヤーが今までの履歴を思い出して思いを馳せる。ここにときメモのカタルシスを感じるのです。私の場合は、なんですけど。 RINGOにはそれがなかった。毎週土曜日にテストを受けて、翌週町田先生から奨学金をもらう。学力的なカタルシスというとこの辺りがてっぺんです。毎週もらえる代わりになんというかカタルシスも薄め。 せっかくいろいろなことができるゲームなのにエンディングが一本なのはとても惜しい。せめてエンディングに少しでも倫吾が大学に入るかなにかの示唆みたいなプレイした時間にマッチしたプレイヤーへのお土産を持たせて終わってほしかったなーというのが正直な感想でした。マルチエンディングにしろとは言わないけどお土産程度、ときメモ的「〇〇ばっかりやっていた」みたいな振り返りでいい。でないと私のプレイしていた時間はパラメータを見てにやにやしながらスクショ撮ったりしないと虚無時間になってしまう……気がする。 個人的には好きだけど大手を振っておすすめはできないかなあと思いました。私自身が終わり方に納得できていない。 終わり方に納得が行くゲームってどのくらいあるのでしょう。 グラフィックは私が言うまでもないですが昭和レトロな日本っぽくてよかったです。音楽もフリー素材が主だそうですが昔のフリーゲームにあったなーこういう雰囲気、という感じでした。 グラフィックが昭和なのに会話が今どきの若者風で「明日が今日と同じくらいうまくやれるってなにが証明してくれる?」(うろ覚え)というセリフはぐっと来たりしていました。友達や女の子とのやり取りは非常に面白かったです。 倫吾、不良モードでやったら楽しかったのかなー。 次はマレニア王国かなと思うのですが次の記事の書く諸事情のためもしかするとやりかけだったコーヒートークに替えるかもしれないです。