aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

わんこがうちに来て18年目で

わんこの里親になるか決めるときに里親会のかたが「抱っこしますか?」と言って抱かせてくれたんですが、思っていたより重くて「この子の重みを背負って生きるんだ」と思った歳がちょうど18歳でした。生きてくれていてありがとうと、いつも横で寝ていてくれてありがとうという思いが日毎強くなります。

*毎日の涙が一粒いくらなんだろう(お安くしておきます)

昨日の夜半、恐らく低気圧で頭痛になっていたのを寝付けないことの理由にすり替えて、頓服を一錠足して眠りに就いたものの起きてからもしばらくひどい頭痛に見舞われて結局頭痛薬のお世話になったので頓服一錠がもったいなかった。 わんこがほぼ寝たきりで、だいぶ老い先短い感じでして、私は毎日みたいに泣いています。涙腺が馬鹿になったのではないかと思うほど、どのくらい馬鹿になっているのかというと涙を拭くティッシュが柔らかくて、「柔らかくてやさしいー」ってまた涙がでてくるくらいです。花粉症用の特別優しいティッシュとか、格別にお高くてよいティッシュなどではなくて7個セットで300いくらとかそういうもので、泣けてしまっている自分の涙の安さにもまた泣けてきたりして毎日涙の大安売りをしています。 あと姉が「サチちゃんの絵って訴えるものがあるからこのまま腐らせて死んでいくのはもったいないよ」と言ってくれてその言葉にもなんだかポーっとなって涙が出たなー。これは嬉し泣きです。 それからzabadakの「蒼の部屋」を聞いて涙が出たり日々いろいろな物事に突き動かされて結果的に生産されるのが涙しかないというだめな人間です。雪菜の涙みたいに氷泪石だったら売り物になるのにネ(悪い顔)。

*今日はまじめなはなし

わんこの話の続きですが、ごはんは食べるのですが食べる量は減りました。一年前まではずっとカップに大盛り二杯を一日二回、半年前はカップにこんもり一杯を一日二回。今はカップに遠慮してよそって一杯を一日に二回。でも眠っている時間が長くて一日一回になってしまうこともあります。水も上手く飲めず(元々水を飲むのがあまり上手くないです)お皿だと飲む量が少なく、便通にも影響するので吸い飲みみたいなものであげるとごくごく飲みます。その分こぼす量も多いため水浸しになったり、飲み口を噛むからその部分がベコベコになっていますが、生きようという意志なのか、本能なのか分からないですけど物凄くガッツがあって逆に励まされています。 食事量が減ってかなり痩せてしまったので、姉がベッドを作って骨が床に当たらないようにしたりとか。そういうのは父も痩せて骨が床に当たって布団で眠れなくなって、家で寝る際にソファーで寝ていたこともヒントになっていたりして、日々家族で知恵を出し合ってああじゃないかこうじゃないかと模索しています。