aoi iro no tori

だんだん離れてゆくよ アルペジオのように トリルでさようなら 別れを惜しむように ──日常のおはなし──

2021年3月に読んだ本

今月も一冊のみですがノンフィクションを読みました。

*3月に読んだ本

はたらく細胞LADY(2巻) /原田重光・乙川灯

はたらく細胞BABY(2巻~3巻) /福田泰宏・清水茜

転生先が少女漫画の白豚令嬢だった reBoooot!(1巻) /作画:條 原作:桜あげは

名探偵 耕子は憂鬱(1巻) /鈴木ジュリエッタ

ハレ婚。(1巻~19巻完結済) /NON 原案:手塚だい

adabana─徒花─(上・中巻) /NON 原案:手塚だい

舞妓さんちのまかないさん(7巻、8巻) /小山愛子

転生先が少女漫画の白豚令嬢だった(1巻~2巻) /作:桜あげは イラスト:ひだかなみ

差別の民俗学 /赤松啓介

鬼滅の刃(19巻~23巻完結済) /吾峠呼世晴

中年スーパーマン左江内氏/未来の想い出 /藤子・F・不二雄

3月に読んだ本は31冊ほどです。一部省いている本もあるのでここに記載しているのと多少の誤差はあります。

はたらく細胞LADYを読んで、出産で終わりなのかな、と思っていたんですが女性としてはそれからもいろいろあるよな、と思ったが最後、「私はいつまで自分の体がLADYだと思い続けるのだろう」と物語の末が恐ろしくなりました。 はたらく細胞BABYはFお兄ちゃんがいつまでいるのか不安になりながら読んでいます(そんなんばっかだな)。LADYもBABYも1巻を読むことができていないのでそのうち読みたいです。

転生先が少女漫画の白豚令嬢だったはダイエットものなのかな、と思って読むとあまりそういった豆知識はないのですが、前にも書きましたが貧乏領主がいかに借金を返済し税収を得るか、という事業拡大物語でもあり、貧乏領主の稼ぎ頭である主人公と領主になれるかどうかの男の子との恋愛要素も甘酸っぱい&ほろ苦くて美味しいです。3巻を読み終わったらあと1冊しか既刊がないので寂しいです。コミカライズもとても面白かったので応援しています。

名探偵耕子は憂鬱は鈴木ジュリエッタ先生の作品ではかなりスマッシュヒットでした。わりとずっと好きな「悪魔とドルチェ」(続きが読みたい)のヒロインが内向的な女の子なのに対して耕子ちゃんは外に外に出ていこうとするタイプなので、好きになるのが自分でも意外でした。考えること以外は大体得意という名探偵を目指すわりには、頭脳労働派ではなく体育会系なところも好きです。

ハレ婚。やっと読みました。しかもパソコンがクラッシュしているあいだのお供として。もっと落ち着いて読みたかったなー。記憶をすっぱり消してまた読みたい! けどじっくり時間をかけて読みたいとも思う。 ハレ婚という制度が最初はもどかしくてもどかしくて「こんな制度なきゃいいのに!」とすら思ったけどまどかのことなどが後半怒涛の勢いで最終的には「ハレ婚で良かった!」という心境になったのが不思議な作品でした。本当に終わり方が素敵でした。小春、ゆず、まどか、龍之介、家族なども魅力的でした! おすすめという言葉はなるべく使いたくないですが一風変わったラブコメディ(夫婦コメディ?)をお求めのかたには読んでみていただきたいです。

adabanaは読んでいてとてもつらくて、中巻はもっとつらいので下巻で溜飲を下げたいです。女の子がひどい目に遭う物語はやはり読んでいてキツいです。同作者さんのハレ婚。に何度戻りたくなったことかしれないです。

舞妓さんちのまかないさんは先月のグレーテルのかまどでも紹介されていた小豆ばっとが登場する巻。でも次の巻のピザに心惹かれてしまいました。甘いエリアとしょっぱいエリアの作ることができるピザを想像してお腹がぐーぐーと鳴り止まない。すーちゃんにこれから起こるであろうこと(現行巻ではもう起こっているのだと思うけど)に対して、なるべるニュートラルな感情で読みたいと思っています。だいぶ先ですが。

差別の民俗学はやっと読み終えました。長かった。いや、あたためすぎた。 鶴女房、蛇女房、魚女房など(鶴女房は鶴の恩返しですね)の民話で、正体がわかると何故別離しなければいけないのか、という長年の謎が差別の意訳によって生まれた物語だと知りました。諸説あるのだろうけど昔の人が言うのなら大体は真実(事実ではないにしろ)なのでしょう。すっきりしたような、しないような。それでいうと格付けみたいな番組も楽しみ方によっては危ういんだなと思った次第です。頭をからっぽにしたら大丈夫かも。ずっと読みたいと思っている折口信夫の本に加えて南方熊楠の本も読みたくなりました。

鬼滅の刃もようやく読了しました。姉は最終話のみ不満らしいです。私はまあまあ良かったかな? と思うけど自分がずっと追い続けていた漫画だったら最終話は不満だったかもしれない。アニメ化等々あると思いますので深追いは避けておきます。 良かったね! とは心から思いました。けど本編で拾いきれていない大正コソコソ噂話が多すぎるので「完全版を描いてください!」が一番の感想かもしれないです。

中年スーパーマン左江内氏/未来の想い出は未来の想い出目当てに購入しましたが意図せず左江内氏も面白くてするする読めてしまいました。最後にはあのキャラクターが出てきて「この能力は色々なことに活かせるんだよ」と教えてくれる。とても素敵な話でした。

未来の想い出は自伝的な作品かと思っていたら自分の要素は自虐ネタ程度でした。最後はやはりF先生的S・F要素があってソワーとなりました。自分が今の自分である確証ってないなーと思ったりもして、怖い作品。さすがです。

今読んでいる作品は転生先が少女漫画の白豚令嬢だったの小説の3巻……だけですね。ミステリと言う勿れの最新巻も読みたいなーと思いつつ読めていないです。ダンジョン飯も憂国のモリアーティも猫mix幻奇譚とらじもほかにもたくさん色々と。でも最近は少しずつ積んでいる本を崩せているような気もします。読書記録アプリのおかげもあるかも。 前にも書きましたが私が使用している読書アプリはビブリアというもので外部からコメントなどができない、わりと閉じたアプリなのでコミュ障の私も気に入って使わせていただいています。本のメモや感想などを書いたり、月間読書数と年間読書数を自動で計算してくれる機能もあります。頻繁に読み返すので読書メーターみたいに再読機能があると嬉しいんですけどね。 という感じです。今日ももう一個記事書きます。ヤマもオチも特にないことばかりだけど、それが趣味だからです。